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会員写真展案内

木川次夫写真展     「北邊に生きるⅣ」    ━魅せられて北国━

坂直尭写真展      「女はとても美しい」

会員写真展レポート

第3回 JPA岡山サポーターPHOTO GROUP“ING&NEXT”展    2017年10月31日(火)~11月5日(日)             岡山県天神山文化プラザ

 JPAの岡山サポータークラブ(※)であるPHOTO GROUP “ING&NEXT”展が開催されました。今回の展覧会は、このクラブが土居礼子会員の元、発足して3回目となります。

 初回から記録的な来場者数で人気を集め、次の写真展もさらに多くの方に来場いただきました。そして今回、岡山県の写真クラブとしては前代未踏となる2,865名もの来場者数を記録し大盛況となり、嬉しいかたちで終了しました。

 この盛り上がりを、そのまま平成30年4月に開催予定であるJPA本展の岡山展に繋げていきたいと思っています。日頃からサポータークラブを支援いただいている津田一郎会長をはじめ役員の方々、そして何より写真展に足を運び盛り上げてくださった皆様に心から感謝したいと思います。本当にありがとうございました。     

記:萩原秀政 写真:土居礼子

※JPA岡山展のために活動する山陽地方在住のJPA会員有志ならびに協力者の方々

 

 

 

 

 

 

 

 

 

岡山サポータークラブのメンバー

籔本近己写真展「軌跡をたどる」vol.6                 2017年11月14日(火)~11月19日(日)             Gallery Hommage 東大阪市

 籔本近己氏の女体美の写真展が「10人の解語の花」と題して開かれている。

 KPC・写ガール会主催の、第39回KPC公募「写GIRL展」で籔本氏は、27点が入選し、そのうち3点は入賞したとのこと。今回はこの入選入賞作品全27展をA3ノビでプリント額装し、普通の家庭の様な小さなギャラリーの1階・2階の壁に飾られている。

会場は1階が小さなcafe 兼snackの二戸一長屋の1軒、商店街が切れた脇道の木造で普通の家、芸術家仲間が集って作品を持ち寄り展示して愉しむ隠れ家なのか、飾り気も無いそんな和室6畳程の2部屋になまめかしいヴィーナス群影が、玄宗皇帝が楊貴妃に言ったという「解語の花」としてまばゆいオーラを放っている、場所や規模を問わずとも女性はいつも美しい、というムードを感じる写真展である。

記:藤本光浩

 

第2回 津田写真塾 写真展                   2017年10月30日(月)~11月4日(土)             東京芸術劇場アトリエイースト

 津田一郎会長のもとに集ったJPA会員によるグループ=津田写真塾による展覧会が東京芸術劇場で開催された。

 今回の出展メンバーは、津田一郎会長をはじめ、内村文男、河村サユリ、櫻井良子、砂井千恵子、二宮豊、野本喜代枝、松岡忠雄、松本仁成の9名である。

 このグループ結成のきっかけは、20年ほど前、各氏が全日写連の東ヨーロッパ撮影旅行に参加したことだという。津田会長はその旅行で撮影指導をしていたそうだ。この会長との出会い、そして故・大東元先生に師事したメンバーとの交流が続くなか、2011年に津田会長自ら立ち上げたのが、この「津田写真塾」である。

 2度目の開催となった同展は、会場に入るとまず入口に展示してある津田会長のゼロ式戦闘機の写真が目を引いた。展示された60点を超える作品は、ネイチャー・スナップ・ポートレートと多岐に渡り、自由な作風の作品は、気負いのない自然体で撮られた印象だ。「感じるままにシャッターを切った」作品が全体を占めている。

 昨今の作品はとかく強烈なレタッチが目についてしまうが、今回展示された写真には何か“ストレートに語り掛けて来るもの”を感じた。

(記:牧島ヒロミツ)

 

大友洋子展「道東に生きる」                   2017年10月13日(金)~10月19日(木)            a’ギャラリー・アートグラフ

  大友洋子さんの個展「道東に生きる」が東京・銀座のa’ギャラリー・アートグラフで10月13日から19日まで(日曜休館)開催している。

 会場には道東(知床半島、野付半島、阿寒)で捉えた雪をかぶった国後島をバックに立つエゾシカ、川に群がる天然記念物の丹頂鶴、気嵐(けあらし)の中、じっとこらえる白鳥の群れ、珍しいシマフクロウなど動物たちの作品35点が展示されている。また草原の草に付く雨氷が夕日に輝く壮大な風景は北海道ならではの作品で、目を引いた。

 大友さんは「北海道の自然やそこに住む動物たちに魅せられて15年間通いました。夏には知床半島でヒグマに出会うことができたのは感激でした」と興奮気味に話していた。

記:山田信次

 

兼吉正純Photoアート展(魅惑の花鳥風月)             2017年10月7日(日)~10月12日(木) トアギャラリ2F(神戸市)

兼吉正純氏のPhotoアート展(魅惑の花鳥風月)が開催された。

ハガキ・2L・六つ切り・A2ノビなど多種サイズの作品が、和式、洋式、アート、の各作品に応じた特別仕立ての装飾額に納まり、階段の壁と、室内の壁々に、ところ狭しと展示され、更に3連屏風や掛け軸や色紙など、全63点がギャラリー空間を埋め尽くしていた。

水すましが立てる微かな波、カワセミや白鷺の動く気配、立ち枯れた花、竹、などのモチーフが水墨画風・水彩画風・油絵風でそれぞれの額に収まっており凝縮した美術館といった雰囲気である。

兼吉氏は和紙のベテランであるが、今回はフレスコ(漆喰紙)のしっくり感と立体感の作品もかなり多い、A2ノビのプリンターで多岐多様に独自のプロラボ域を愉しまれている様子が覗える。

「後援:JPA一般社団法人日本写真作家協会」を明記した当該写真展の案内ハガキと「2018年1月のJPA大阪展のハガキ」が受付に並べられ、JPAの知名度高揚に一役、が果たされていた。

神戸港と神戸北野居留地を結ぶメインストリート、カジュアルファッションの発信地であり、美術工芸店も軒を並べる、小ぎれいなアートタウン・トアロードの中央付近、小粋なギャラリーに小雨の中三々五々とビジターが訪れていた。

記:藤本光浩

 

内田清一写真展                                                                   「3つの旅から -ネパール・ニュージーランド・アラスカ-」         2017年9月22日(金)~9月28日(木)                                      富士フォトギャラリー銀座

 内田清一氏の写真展に伺った。

 まず作品の多さと迫力に驚き圧倒された。

 展示されていたのは、ネパールのヒマラヤ山脈、ニュージーランドのフイヨルド、アラスカの氷河を巡る旅の中から、大自然の素晴らしさをとらえた作品と、その地域に生活する人々を記録したものである。この2年間で撮ったのだそうだ。

 半切から全倍、さらに大きな作品まで100点が展示され、そのどれもがとても35ミリカメラ撮影とは思えないクオリティである。船内に映る夕日の光景、目の前にそびえるアラスカの氷河の写真など、一つひとつの作品に見入ってしまった。雄大な自然の姿に感動を受ける写真展であった。

記:伊藤和徳

 

久野鎮「個性という名で集結」 2017年8月18日(金)~8月24日(木) 富士フォトギャラリー銀座                    写真集第3弾「心象創幻写術集」

  8月23日の酷暑の日に写真展会場にうかがった。

 会場は3ブロックに分かれており、スペース1と2が、久野さんの生徒さんたち55人の作品を展示した「“個性”が集う写真展」、スペース3が久野さんの「心象創幻個展」である。

 作品は作者の熱意が伝わる力作が揃い、酷暑のなか訪れた多くの人々の熱気が3会場とも溢れていた。聞くところによると、総来場者数は2,885名とのことで、これは会場記録の上位3位、4位に入る数字だそうだ。

 前もって久野さんのアナログ技法について伝え聞いていた。会場全体を見渡してみると、技術にとらわれている写真は目立たず、ナチュラルな、自然の風景写真といった印象を受けた。しかしよく見ると、シャッター速度やフィルター、ズーミング等の技術に裏打ちされていることが分かる。シャッターを押す以前に全ての技法を完了させておき、出来上がった写真には一切手を加えないという。この精神は良い。

 さて、久野さんはこれまで「あなたの写真は一日で変わる!」「あなたの写真はもっと個性的に変わる」(共に日本写真企画)を出版されているが、その第3弾として「心象創幻写術集」(日本写真企画)が発表された。

 この本では様々なテクニック(技)が紹介されている。ズーミングのシャッター速度、多重露光の絞り、雨の日に車のフロントガラスを使う方法、花火を手持ちで撮る方法、スローシャッターで縦ブラシで撮る方法等、実践的であり面白い。

 仏教思想の1つである「唯識(ゆいしき)」の中に、「この世の風景は、唯(ただ)心の見たもの」という表現がある。人は一人ひとり心の世界を持っており、そのありようは誰一人として同じものはない。同じ風景を見ても、一人ひとりの心に映る風景は同じものでないのだ。

 久野さんの写真を見ていると、この「唯心の見たもの」という言葉が現れてくる。

記:津田一郎        

 

*久野鎮さんの作品集についてはここをクリック

 

西島泰史写真展「飛の美をもとめて2017『樹越』」                   2017年7月20日(木)~7月25日(火)  ギャラリー古都

 西島泰史写真展「樹越」が京都で開催されている。「畳サイズのデカ版の航空写真家」と「名刹のご住職西島泰史師」はもう周知のセット名称であろう。今回もP80サイズの1500x1000(mm)の作品がずらり13点とそのニアサイズ計30数点が、狭くは無い筈(約100㎡)のギャラリー壁を埋め尽くしていた。薄暗い黒壁にスポットライトが飛行体群を照らし、さながら自分がエアポートに居るか、機内に居て眼下を見る、かの様な愉しい気分を味わせてくれる、今回のテーマを「樹越(きごえ)」とし、旅客機が木々の上を飛ぶ感、とされたとのことだが、展示全景とマッチしており、空への感心度が高められるムードであった。内外の空港撮影に奔走して居た時代は遠ざかり現在は難病で薬漬けライフとのご本人のお話しだが、ご自宅が航空路の下に在ることが判り上空の外国機や、遠く伊丹空港へのアクセス機を超望遠で撮る、新たなチャレンジを楽しんで居ると、衰えた体調に似合わない鋭い眼光と気迫で、来場者にも新たな発憤を促しているかの様な対応ぶりであった。

記:藤本光浩

 

籔本近己写真展「軌跡をたどる」                                           2017年7月19日(水)~7月23日(日)                                      ビーツギャラリー(BEATS GALLERY)

 籔本近己氏の写真展「軌跡をたどる」が開催されている。アーティスト達有志で運営し、自由展示できるギャラリーで、大阪市を南北に走る大動脈路の、新なにわ筋沿いに在りながら知る人ぞ知る隠れ家のような空間である。一歩入ると、飾り気の無い白壁に、A1・A2サイズをベースに小サイズと混在させた約50点の女性像がぎっしりと並びfeminineムードが充満していた。「女性美の飽くなき探求」とは言ってもそれをプリントに表現するには、四季、天候、地域、背景、光、衣装、ポーズ、などをそのときの条件で総合的に「絵」にアレンジする、「感性」がまず不可欠であり、その感性を具現化するための演出・監督が写真家only-oneに要求される。当然にあらゆる偶然性をもカバーする撮影機材と運搬手段やその調達等々の全てを網羅し、淡路、和歌山、舞鶴、三重、房総など各地での渾身の充填の結果がここに在る訳である。展示された一枚一枚の、柔和でしなやかな作品の表情は、ベテラン写真家と息の合ったモデルのあうんの呼吸連鎖の結晶なんだ、との実感が湧いてくる時空である。15時~21時というギャラリーopen時間設定も夕方からのひとときが更に女性美をより感じさせる鑑賞インフラアワーだろう。     

記:藤本光浩

 

佐治はるみ海中写真展                                                          2017年6月20日(火)~6月25日(日)  ギャラリー彩遊館

 佐治はるみ氏の個展「海中写真展」が開催されている。まず来場者は約30畳の「畳の部屋のギャラリー」という、意表を突く仕掛けで迎えられる。芸術文化の町、宝塚市の閑静な住宅街の一角、瀟洒な戸建て住宅で、きもの店経営の催事展示場とのこと。和室の落ち着いた広間に、半切・全紙など27点が海水のシアン色系統で支配する空間の中、世界の海から連れて来たカラフルな熱帯魚たちが乱舞し、6月の蒸し暑い空気をオアシス化する畳の部屋の臨時水族館の様相である。体操と水泳で基礎を造りながら30年のダイバーライフで撮り創り溜めた集大成展は見る人に充実した印象を与えている。特に近年のビッグタイトルの「大陽 月 空 海 大地のAMATERAS展 第19回グランプリ賞作品」や「Heart Art in LISBON 2016 でのポルトガル日本大使館賞作品」は、全作品の品格を高めるkey役を果たしている。また20年続けているという、プリント写真をキャンパスフォト化しアクリル絵の具で油絵風に仕上げた絵画調作品は、大勢のリアルな銀塩色フォト群の中で暖かさを加味させ、畳ギャラリ-の来客にくつろぎ感を加味させていた。

記:藤本光浩