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会員写真展案内

坂直尭写真展      「女はとても美しい」

2019年9月9日(月)~    9月15日(日)

Gallery IYN

牧島ヒロミツ グループ展

2019年9月11日(水)~   9月16日(月・祝)

リコーイメージングスクエア新宿

藤本光浩「クラブ写真展」

2019年9月11日(水)~   9月15日(日) ぎゃらりー藤

籔本近己 グループ展

2019年9月11日(水)~   9月15日(日)     Gallery Hommage

永田京子        「孫と二人の写真展」

2019年9月20日(金)~   9月26日(木)       ギャラリー・アートグラフ

会員写真展レポート

千葉政明写真展「写真浮世絵」                  2019年9月6日(金)~9月12日(木)               富士フィルム大阪サービスステーション

 千葉政明氏の写真展「写真浮世絵」が開催中。5月の同タイトルの富士銀座ギャラリ-版とは、内容も違うところを作り、全紙に大全紙7枚を加え、画面を大きく臨場感を強めた全25枚とし、言わば新たに関西バージョンとして披露したあたり千葉氏の作品群の豊かさが顕れている。未明早朝ひとけの無い空間に仄暗く浮かぶ深山幽谷や神社仏閣の部分的な輪郭を捉え、全貌ラインは見る人の感性で闇を辿り創って貰うという撮影技術は、黒基調の壁にしっくりと馴染み、訪問帳の卓には「お香」が焚かれ雅びな涼感が「写真浮世絵」とのタイトルに調和している。これらギャラリ-全体の総合的なイメージ空間を構成するコンセプトは長年、入江泰吉門下・写真家集団・水門会で鍛えた表現の技ではと想われる。 今回はハッセルとフイルムでの作品を編集したとのこと、言わばおとなの写真を見た写真愛好家の口づて効果も、大阪で最も至便の心斎橋、と言う地理冥利でこのあと訪問数が期待されるところである。

 

                 記/写真:藤本光浩(HJPI320600000791)

  

森公夫写真展「木のこころ」                 2019年9月6日(金)~9月12日(木)              ギャラリー・アートグラフ

森公夫さんの「木のこころ」写真展が、東京銀座のギャラリー・アートグラフで開催されている。「巨木の荘厳さや神秘さにひかれ、見ているうちに根、幹、枝の形の面白さに気づいた。」と本人の話。木は生まれたその地から動けず、風雨雪土石に耐え独特な姿になる。それは、「木のこころ」の表れであり、生き様でもある。約4年半に撮影した全国135の木々から、演者30点(2枚組)を選び、展示してあります。作品の質感も良く、表現も面白く、生きた作品ばかりです。何といってもタイトルの付け方にユニークさがあり、思わず笑ってしまう作品もあります。「木のこころ」、「演者」という内容にぴったりの作品内容です。

 

                  記/写真:伊藤和徳(HJPI320600000906)

中村輝一会員のグループ「隗」四人それぞれの写真展       2019年8月20日(火)〜8月25日(日)             東北電力グリーンプラザ ギャラリーS

グループ「隗」と名付けられた写真展が2019年8月20日〜8月25日まで仙台市内の東北電力グリーンプラザで開催された。中村輝一会員とJPA展の入賞者で構成されたこのグループは、JPA展2016で仙台市教育委員会教育長賞の鎌田利明氏、2017仙台市長賞の今野響児氏、2018銅賞の千葉精一氏が集まった今までに無い新しくも異色の四銃士だ。初めて聞いたときには「なぜその4人が?」と思ったものだが、各4人は以前からの知り合いだっり、偶然にご近所どうし、JPA展の懇親会で意気投合など、それ以降も飲友として親交を深められたらしい。中国の故事「隗より始めよ」がグループ名の由来だそうだが、今までの写真人生を振り返り今後の創作のために刺激を与え合い、そして自分を見つめ直し新たなスタートにするためこの名になったなのだとか。会場には4人の個性を十二分に伝える作品が並び入場者も1700人を数えとても盛況だったと聞いている。中国の「燕」昭王のもとには郭隗の予言通り賢者が集まったことだろう。このグループ「隗」にも、さらに異色の作家が集う写真展になってほしいと望んでやまない。

                  

                   記/写真:梅津 聡(HJPI320600001007)

宮内勝廣写真展  「黄昏のアベニュ ~歩いて撮ったパリの情景~」      2019年8月23日(金)~8月29日(木)                                  a'ギャラリー・アートグラフ

会場にはフランス・パリの黄昏の街並みを歩きながら撮影した半切の作品30点が展示されている。

 宮内勝廣さん(70才)は「常日頃からパリの街を歩いてみたいと思っていましたが、昨年日仏友好160周年記念の年に、エッフェル塔の近くのギャラリーに写真を出展する機会があり、希望がかないました」と嬉しそうに話した。

 作品には木々の葉陰がビルに映る陰影の美しい作品やパン屋さんの店先の様子、街中での演奏者など、さりげなく捉えた写真展になっている。宮内さんは「パリは夕暮れが似合う街だと思います。私が訪れたのは晩秋の頃でしたので、また機会があったら違った季節に訪れてみたいですね」と微笑んだ。

 

                  記/写真:山田信次(HJPI320600000873)

 

吾妻克美写真展「和響」                                                        2019年7月19日(金)〜28日(日)                                  Artgallery杜

2019年7月19日〜28日まで仙台市内のArtgallery杜で、吾妻克美会員の写真展「和響」が、今月初旬に開催されたヒルトン東京での個展を地元仙台で引き続き開催された。会場には流れるように考えられたフレスコ印画紙による作品約30点が配置され、個展ならではの展示方法となっている。個々の作品に対しても主題・モチーフ・背景と一つ一つ丁寧に来客者に説明され、さらに技術とセンスに裏打ちされた細やかな仕上げにも吾妻会員の繊細さをうかがうことができる。日本画の掛け軸のような1:2.5の画面比率に四季の風景を絶妙なバランスで切り取り、花器に花を生けるように表現されている。侘び茶の千利休も茶花として取り入れていた竹の花器に投げ入れるように生けた「抛入花」。その「抛入花」をモチーフに撮影された竹と椿の作品が訪れていた女性の注目を集めていた。

華道、茶道、日本画もそして吾妻会員の作品もすべて「和の美しさの追求」なのだと感じ、華道、茶道、日本画、吾妻氏の作品が響きあう写真展のタイトル「和響」なのだと改めて知った。

                   記/写真:梅津 聡(HJPI320600001007)

 

籔本近己写真展 軌跡をたどる Vol9                                      2019年7月3日(水)~7月7日(日)                                          BEATS GALLERY

ポートレート女性像、全60数点、その全容を紹介したく掲載フォトイメージにできるだけ集約している。

年間の集大成、一見して圧巻、そのパワーに感嘆する、この展示に持ち込むための細やかで執念の知力・技術等が偲ばれる。それら要素変数は想像を超え多岐で、その根底には「女性」が在り、モデル達の衣装・食料等のヒューマン的な環境/天候への考察/ネイチャー・街角・建物・地形等の撮影場所/照明装置や発電機を含めた電源・大道具小道具/一行を運ぶ車両や道程/等全てのspecを企画調達することで写真を撮ることができるonly-oneの映画監督兼助手。そしてA2A3A4のサイズとカラー・グレイ・BWのイメージに合わせ自で半光沢・マット調にプリントし、木枠・アルミ・ペーパ等での額装を経て事務部屋をプロデューサとしてartの館に装飾し日の目を見た訳である。この個々のしなやかで艶やかな女性達が、籔本氏のタクトで総合的に組み合わされオーケストラのように「女性美」を演奏する、そんなオーラを感じる写真展である。JPAの後援名義使用許可書も正面に在った。 

                                                    

記/写真:藤本光浩(HJPI320600000791)

 

西山百合子写真展「京の女たち」                                            2019年6月28日(金)~7月4日(木)                                        富士フイルムフォトサロン大阪

通りすがりでは撮れない写真が並んでいる。花街や置屋に入り込み、舞妓さんと会話し、彼女達の稽古場やお座敷の芸事だけではなく、周囲の人への心配り、立ち居振る舞い、作法、などをしっくりとしなやかに身につけていくなかで、その可憐さ可愛さ、だけでない「京の女」の生き様を追って十余年、ライフワークとして取り組んだ作品群である。中村喜之助氏に師事し約20年、習得しながらの撮影技術とご自身の日本舞踊からの蓄積した経験知識を練り合わせ、地方から単身で京都に来て京に生きていく各々の人生をにじみ出させている。全紙半切を半々に組合せ全19枚、同フロアーの他の写真展とは次元が異なるゆえか、ひときわ浮かんでいた、遅梅雨で本降りのしっかり雨、G20で制限され珍しく車も人通りも無い、大阪本町大通りの日曜日、それでも富士サロンには写真愛好者は寄って来る、掲載フォトは来られた人達の目線の多さに従ってアセンブリしたイメージ。またご本人は体調不良で休養中であったがたまたま顔を出された時のカット。

                                                記/写真:藤本光浩(HJPI320600000791)

 

鍋島タモツ・佐治はるみ写真展「空からx海から」        2019年6月25日(火)~6月30日(日)               ギャラリー篝火(かがりび)JR芦屋駅前

写真展「空からx海から」が、JR芦屋駅前のこじんまりとした人気ギャラリー「篝火」で開かれた。

ドローンパイロットの「鍋島タモツ」氏がフイジー諸島などで撮り溜めた4kカメラでの目が覚めるように輝いた、海・空・小島とそこに居る人影、などさながらアドベンチャー映画の序幕シーンを想わせる作品群を、半切サイズやSMサイズで壁や棚に約20点、また、世界の海を撮り続け、「AMATERAS展 第19回グランプリ賞作品」や「Heart Art in LISBON 2016 でのポルトガル日本大使館賞作品」等のビッグタイトルを持つマスター・ダイバーの海中写真家「佐治はるみ」氏が、全紙サイズやSMサイズでこれまた十数点「まるで空を飛んで続きに海に潜る」のような異次元空間が瀟洒な芦屋のギャラリー内で創られた。鍋島氏は一般社団法人芦屋写真協会創設者の一人、人気写真家のお二人のこと、入場するお客さんもあとを断たたず、それぞれの希有な苦労話に盛り上がり満たされていた。

記/写真:藤本光浩(HJPI320600000791)

千葉政明写真展「写真浮世絵」                2019年5月24日(金)~5月30日(木)             富士フォトギャラリー銀座

会場には奈良、京都を中心に四季を通して、夕方や夜にかけての情景をテーマに捉えた全紙大の作品22点が展示されている。千葉政明さん(55才)は「今回は”滅びの美”と”気配”を写真で表現してみたかった」と話す。

作品には真っ赤に燃える二月堂のお水取りや京都祇園の赤く染まる川面、崇神天皇陵の落日、深々と積もる室生寺の五重の塔など心に迫るものがある。千葉さんは「近いうちに仙台の実家に戻るつもりです。その節に歴史ある出羽三山に取り組みたいですね」と意欲を燃やしていた。

                  記/写真:山田信次(HJPI320600000873)

 

堀井裕子写真展 「セント・アンドリュースの一日」       2019年5月7日(火)~5月31日(金)              ギャラリー夢百貨 青森県八戸市

堀井裕子さんも参加したグループが、セント・アンドリュース ゴルフクラブ ニューコース でプレーを楽しんだ1日を記録した写真50点をA3+のプリントで展示している。

 

当会会員の泉山元さんも参加されており、プレーしたグループのメンバーは伝説の名コースを堪能されたようである。かつて、ゴルフカートが導入される以前は男性キャディーが一対一でゴルフバッグを担ぎ歩いてくれたものだが、今は伝統のゴルフコースにもカートが入っているようだ。

有名なタコ壺バンカーの中でのプレーなども記録されており、また風や雨にも悩まされず好天の一日を楽しまれる様子が撮影されており、まさに 「hail to GOLF at St.Andrews」である。

 

記/写真 米山悦朗

 

大塚武和・青井洋子 「奥河内・里山」写真展         2019年5月1日(水)~5月8日(水)               河内長野市「観心寺」

大塚武和氏・青井洋子氏の「奥河内・里山」写真展が開かれている。

河内長野市観光協会と所属の写真クラブが、大阪・奈良・和歌山の三県の境に位置する名刹「観心寺」にお願いし写真展の会場に、選定できたことが奥河内という地域でのランドマークということで意義深い。  国宝3点・重要文化財30点強を有する観心寺は、空海や真言宗という名声の他に関西花の寺二十五霊場の一つで梅や紅葉でも関西人の息抜きライフのよりどころ、その広大な敷地の要所「拝殿」に全紙15点と半切を組み合わせた全30点弱で、現代人が忘れかけた、風雪・花鳥・奥河内の里山の四季や暮らし再発見機会に繋がる作品を並べ、皐月のそよ風と新緑に包まれた令和元年の芸術文化の時間と空間を、訪れる参詣人・行楽人に多次元シャワーを放っていた。寺でも敷地内の写真展は始めての、前代未聞、後援JPAの文字とともに新元号で多幸感を、の写真展であった。

写真は観心寺の拝殿内、寺のお坊さんを含む主催者の方々。         

                                 記:藤本光浩

  

米山光昭写真展 「異国の風に誘われて」            2019年3月18日(月)~3月30日(土)             tcd東北カラーデュープ榴岡ギャラリー

 tcd東北カラーデュープ株式会社はJPA展の協賛会社としてご協力をいただいている企業で、東北写真業界の中心プロラボとして営業されている。この度、営業拠点窓口を仙台駅東口の近くに移転開店された。今回の写真展は、新店舗「カラーデュープ榴岡」に併設されたギャラリーのオープニングイベントとして企画された展覧会である。東北カラーデュープの新しい取り組みとして、併設したギャラリーを活用し、アートとしての写真文化を広め写真作品の価値を高める事によって業界全体の活性化につなげたい。また、作品を介護施設や病院への販売やレンタルの紹介する新規事業を視野に展開を考えているとの事である。

 

展覧会会場を飾った米山顧問の写真は、シルクロードの他、パプアニューギニアで撮影された作品をメインに38点を数える。米山顧問になせ゛「異国とはヨーロッパではなくアジアなのか」と問うてみたところ「生活文化の違い、原始文化独特の雰囲気に惹かれる。実生活とは全く異なる異文化と触合う事で気分が開放される気持ちよさがある」と訪れた入場者に現地の地図を見せながら熱く語る米山顧問であった。これは私見であるが、確かに展示された作品からは畏敬の念や客観的な視点も感じられる。単なる物珍しさからではなく<独特の雰囲気に惹かれる>とのことばどおりの愛情も見え隠れする作品群であった。いま改めて写真集を見てみると笑顔の写真が思いのほか多いことに気がついた。筆者が訪ねたのは18日だったが、翌19日に三輪会長、棚井副会長、竹内アドバイザーが来訪され、竹上社長とも懇談された。JPA仙台展のプレイベントをしていただいたようなもので、宣伝もしていただいたことだろうと想像し、感謝申し上げたい。

                              

                               記/写真 梅津 聡

泉 満明写真展 「パリの夜景」                 2019年3月22日(金)~3月28日(木)             a'ギャラリー・アートグラフ

 泉満明さんの写真展「パリの夜景」が東京・銀座のa'ギャラリー・アートグラフで3月22日から28日まで開催されている。場内にはフランス・パリ市内のエッフェル塔やノートルダム大聖堂、ルーヴル美術館など40点あまりの夜景の作品が展示されている。

 本人のお気に入りの作品は、凱旋門の中の階段を200段以上のぼり、屋上から眺めたシャンゼリゼ大通りだという。確かに俯瞰した夜景はお見事。泉さんは橋に関連する仕事に携わっていたことで、由緒ある橋が数点、またパリジェンヌたちの夜の生活ぶりの作品もあり、生活感のある作品展となっている。

 泉さんは「夜景から伝わってくることは繁栄と平和だと思います。世界的に文化の中心として歴史が長く、文化遺産も多いパリの夜の情景をまとめてみました。現在87歳で、体がだいぶ傷んできましたが体が動く限り、これからは日本列島の火山を撮ってみたいと思っています」と意欲的に話した。

                              記/写真 山田信次