会員写真展案内

籔本近己写真展     Follow the Tracks Vol.11「軌跡をたどる」

2020年7月1日(水)~7月5日(日)

BEATS GALLERY

会員写真展レポート

泉満明写真展「パサージュ」~ガラス屋根のレトロな散歩道~  2020年3月20日(金)~3月26日(木)             ギャラリー・アートグラフ

泉 満明 写真展「パサージュ」が開催された。60年ほど前よりフランスとのかかわりを持ち続けて、現在もパリの情景を作品に仕上げてゆく泉氏、「橋の風景・パリ」「小運河・パリ」「パリの夜景」など多くの写真集等を出版している。中でも2019年に出版した写真集「ガラス屋根のレトロな散歩道・パサージュ」から今回の写真展は構成されている。誰しもが文化を感じるパリ、上品さの中にアンティークとモダニズムが融合している。フランス文化の一端を示すパサージュ(商店街や歩道の機能を有する)で、お茶やお食事、お買い物を楽しむ通り道、パリを訪れた方は、今も点在するパサージュに足を踏み入れた記憶があるのではないか?と問われるような素晴しい作品が並んでいました。

 

                 記/写真:牧島ヒロミツ HJPI320600001170

 

師岡清高写真展「刻の表出」                                             2020年2月13日(木)〜3月28日(土)                                      キヤノンギャラリーS

 師岡清高さんの写真展「刻の表出」が東京・品川のキャノンギャラリーSで2月13日から3月28日まで開催されている。場内にはフランスの風景や建築物、町並み、室内の椅子やテーブルなど思いのままに撮影された大小の作品120点以上が展示されている。

 師岡さん(72才)は大阪芸術大学芸術学部写真学科教授を昨年退職したのをきっかけに、学生時代に初めて訪れ、魅せられたパリを改めて半年間に4回足を運び撮影したという。

師岡さんは「私は時を経たものや人が関わったものが大好きです。どんなものにも始まりと終わりがあります。私の作品を見て、時の姿や切なさ、物がどのように見えるのかを見てくれれば嬉しいです」と話した。また、学生時代から始めているという、ガラスに液体を挟みアメーバやウイルスのような模様をマイクロレンズで撮影した面白い作品も展示され、来場者たちの目を楽しませている。  

                                                           記/写真:山田信次 HJPI320600000873

 

角田和夫写真展「NewYork-Night and Day」          2019年11月22日(金)~12月5日(木)              ソニーイメージングギャラリー銀座(銀座プレイス6階)

会場にはニューヨークの市街で撮った若い男女のキスシーンや銃を構える警察官、トランプタワーの前で笑顔を見せるガードマン、モデルを使ったピストルを持った女性などモノクロ作品50点が展示されている。

角田和夫さん(67才)は「初めての渡米がニューヨークだった。その時アメリカ人は豊かな表現力や芸術家を大切にする文化があると感じた。それ以来5、6回行っているが、トランプ大統領が就任したのをきっかけに、ニューヨークの雰囲気を撮影したくなりまた行きました。これからも機会があれば、また撮りに行きたいです」と強い意気込みを込めて話してくれた。

角田さんはモノクロフィルムで撮影し、自分で現像、プリントも暗室で処理していると言う。そんなところも見どころとなっている。

「これからもこだわりを持ってフィルムで撮影してゆきたい」と話していた。 

 

                   記/写真:山田信次 HJPI320600000873

 

籔本近己写真展   軌跡をたどるVol.10 11人の解語の花達    2019年11月6日(水)~11月10日(日)            BEATS GALLERY大阪江戸堀

今回は第41回KPC公募・写GIRL展の入選作品ばかり23点の展示と言う事で、普段のバイタリティ豊かな籔本作品群とは違い、KPCの審査委員の先生方の意向に沿った、ある方向のフイルターが掛かったような表情の女性美たちかな、と感じる展示内容であった。 玄宗皇帝が楊貴妃を言ったという、「言葉が解る絶世の花(美女)」、という解語の花の言葉通りの11人の美女たちが、スタジオなど室内の造られたタングステン光線にはない、直射光を避けた、柔らかな影の無い、光を浴びて、湖北や淡路島、岡山のダム、水際、岩礁、崖、などで、或いは橋梁や廃墟などで、計算された露出で咲き誇っている、女・女性・妖精・ニンフでありヒューマニイな麗花が籔本マジックで熟生されたいた。これらの他にも、大道具小道具アメニティ具備の全てを揃えて撮って応募した傑作が選外で多く在ることから、また、「なんで(選外)やねん展覧会」を企画中であるらしい、飾り気の乏しいビルの一室のシンプルなギャラリーゆえか飾られた女性美が冴え、JPA後援書の額も場を構成する一役を担っていた。

 

                  記/写真:藤本光浩(HJPI320600000791)

 

兼吉正純photoアート展Ⅳ アメンボ&旧東海道膝栗毛        2019年11月2日(土)~11月7日(木)            TOR GALLERRY 神戸

石灰岩、砂岩、石灰石等の粉石を染みこませた凹凸のある0.3~0.5mm厚のペーパーを使った、ざらっとした感触紙の作品で、和紙風でもなく、染料インク紙でもなく、顔料インク紙でもない、プレスコグラフイック紙(塗り壁調)で、中には金粉銀粉の蒔絵を施した作品もあり、モチーフが浮世絵の広重風宿場町や北斎風の富士などが半数を占め、さながら「工芸商品」というムードが強く、来場者がこれも写真?と言うのも無理は無い、だが「アメンボーとその波紋」を抽象的色彩背景に載せフレスコ調に仕上げた創作作品ではトレンデイな一面としてレパートリーに加えられていた。和調の飾り枠に収めた大小約70点が2Fへの階段壁に続く40㎡強の小瀬間な展示ルームに品良く作品が並んだ、神戸TOAロードの赤煉瓦の洒落たギャラリーであった、1Fでは絵画展があり、神戸・秋の芸術ミニパワーポイント、とでもいうか散策を愉しむ人々が訪れていた。昨年はブルーベイ横浜展にも出展しこれからもフレスコ作品で大きな老舗の展覧会にも出展して行きたい、との意気込みであった。                                                             

                   記/写真:藤本光浩(HJPI320600000791)

 

 

大沢利裕 写真展 越後路~野鳥の四季~             2019年11月1日(金)~11月7日(木)             ギャラリーアートグラフ

大沢利裕写真展「越後路・野鳥の四季」が、2019年11月1日(金)より11月7日(木)の日程で写真弘社・銀座アートグラフにて開催された。1日のオープニングパーティーには、JPS山口勝廣専務理事をはじめJPSの方々、JPAの金子理事の挨拶もあり、各カメラメーカー関係者などで会場は盛況となりました。

大沢利裕さんの作品というと鯨が代表されますが、今回は故郷を離れ幾星霜、故郷を離れ振り返った時にあらためて郷愁を感じ自身の故郷、新潟に生息する野鳥の世界と四季折々の自然の豊かさを皆様にお伝えしたい、との思いから、あまり目にすることのない珍しいショットを中心に展示されていました。

                

                記/写真:牧島ヒロミツ( HJPI320600001170)

 

 

メリーフォトクラブ写真展                  2019年10月18日(金)~10月24日(木)            大阪市立総合生涯学習センタ-ギャラリ-

藤本光浩会員のグループ写真展第15回メリーフォトクラブ展が盛況に行われた。

「写真は愉しんで撮ることで上達に繋がる」との藤本氏のモットーに沿い、ネイチャー、スナップ、鉄ちゃんからartなど、メンバー各自が取り組むテーマでの楽しいカットが、A2大サイズを主に46点で展示され、ふっと笑いを誘うシュール・レアリズムのブラックユ-モア作品などと共に、プロジェクターの大画面でも「楽しむ写真ライフ」を語り、会場を陽気なイベントムードで満たしていた。

 これらにプラスして、JPAセミナーの(棚井文雄氏の著作権とアーカイブズ/プロ講師による現代には不可避のPhotoshopレタッッチ)大型ポスターで、来春のJPA大阪展のPRも加え、休憩テーブル席には写真誌あれこれを侍らすなどの演出で、にわか造りの写真関連サテライトセンターの様相を呈し、追い討ちに出展作品サムネールを集めた、劇場・美術館での催し物パンフレット調-目録をお土産に手渡して来場者に「来て良かった」の充実感を煽っていた。またJPA後援名義使用許可証も会場を箔付けする一助となっていた。

                 記/写真:藤本光浩HJPI320600000791

 

中村輝一写真展 「写真で綴る中国の旅 Ⅲ 桂林」                        2019年9月24日(火)〜9月29日(日)                         SENKENギャラリー

今回の写真展で3回目を数える中村輝一会員の個展が9月24日(火)〜9月29日(日)まで仙台市内のSENKENギャラリーで開催された。

中国広西チワン族自治区で撮影された今回の作品は、風景の他チワン族の民俗・習慣なども紹介された旅行記となっている。

カルスト地形で有名な桂林の水墨画のようなモノトーンの作品がとても雰囲気よく仕上げられ、精巧で美しい刺繍の「壮錦」の様子や鵜飼の漁師、龍の背の棚田などの作品が並ぶ。来場していた御夫婦は「すばらしいの一言、中村さんの人柄が写っている人にも現れている」と感想をのべられていたのが印象的だった。次回の個展もきっと来場者を魅了することだろう。  

                  記/写真 : 梅津 聡(HJPI320600001007)

 

永田京子写真展 「Promenade」                 2019年9月20日(金)〜9月26日(木)               ギャラリー・アートクラブ

会場には心象的に表現した風景写真を中心に、全紙から四つ切りサイズのカラー作品23が展示されている。

今回は永田京子さん(79才)と孫の風間達至さん(23才)との二人の写真展となっている。

永田さんの作品は海の波や水面に映る模様など水景がメーンで、中には高尾山で捉えたかれんな野草の花が添えられている。一方、大学院生の風間さんの作品は風景や植物などで、中でも本郷のキャンパスで捉えた黄色く染まるイチョウの葉が強風に舞う作品は見事だ。また川崎の工場夜景を多重露光で撮るなど技巧を凝らした作品もあり、楽しい作品展となっている。

風間さんは「祖母の活力溢れる背中を見ながら育ちましたので、見よう見まねで数年前から写真を撮るようになりました」と話した。「これからも機会があれば、また二人の写真展を開きたいですね」と二人で微笑んだ。

                                  

                  記/写真:山田信次(HJPI320600000873)

 

籔本近己写真展「なんでやねん」、グル-プ展「KAPC第4回」  2019年9月11日(水)~9月15日(日)              Gallery Hommage

生駒山の麓、近鉄瓢箪山駅の近く、cafe 兼snackの長屋、壁に黒い紙を張り巡らした木造の家、芸術家仲間が集って作品を持ち寄る隠れ家のような空間に、キュートで明るいビーナス美の写真群が1F2Fにグル-プ展として在った。その昔ウイーンの都を元に広がった、新しいミュージックとクリムトに代表する新しい時代の女性画の総編を想うオマージュをこの瓢箪山に・・・そんな風にも感じた。一方、コンテストでの選外の作品が場所を変えて並び、モデル嬢と見直されていた、自分の入賞作品と見比べて、どう違う?解せん!、選外でも良いものは展示して見て貰おうと、それらを並べた写真展「なんでやねん」の個展、となった。その要因の一つに審査員が変わったこともあるらしい。籔本氏の女性美の映像は町のスタジオでのそれとは異なる、僻地の山野・湖畔・洞窟・朽ちた工場、廃校などで真の女性姿を追うからで、生きて居る!実感がある、そのためにはモデルの「生」をkeepするインフラと撮影のための「昭明」などのインフラが不可欠、そんな苦労の末の作品、選外で片付けられない、「なんでやねん」となるようだ。 

                   記/写真:藤本光浩(HJPI320600000791)

 

Photo樹光会 第21回クラブ写真展               2019年9月11日(水)~9月15日(日)             ぎゃらりー藤

この写真展は中山岩太やハナヤ勘兵衛など写真熱の高い芦屋市で、大阪芸大写真学科教授坂本繁樹(故)~同大学教授写真学科長南村康弘(故・JPA名誉会員)の連係で30年を経過する老舗の写真展、現在は藤本光浩(JPA理事)がその監修を受け継いでいる。そのメンバーには下記のような強者が居て、その言動は地域の写真愛好家達と絡み合い写真文化の裾野を拡げる役割を果たしている。

・大阪府知事賞と東京都知事賞を独り占めした、森原徳一郎(JPA会員)

・下記二つの国際展を獲った、土井巻子(JPA会員)

  2019FotoClub ProAra(ルーマニア)国際公募展 入賞、2019サロンダガールパリ国際写真展 入賞

・2019IFE国際美術協会第41回展「特選」の山本延子(キャノンフォトクラブ)

今回の写真展は、アジア・ヨーロッパと、関西圏の街中の洒落たsnapとネイチャーのカラフルで陽気な作品群とし、また当初から継続している毎年クラブテーマカラーを設定しそれに沿う表現写真という面白い企画の一角も造り、今年は「blue」を集め、総じて見る人に楽しさを誘う写真展であった。

 

                  記/写真:藤本光浩(HJPI320600000791)

 

千葉政明写真展「写真浮世絵」                  2019年9月6日(金)~9月12日(木)               富士フィルム大阪サービスステーション

 千葉政明氏の写真展「写真浮世絵」が開催中。5月の同タイトルの富士銀座ギャラリ-版とは、内容も違うところを作り、全紙に大全紙7枚を加え、画面を大きく臨場感を強めた全25枚とし、言わば新たに関西バージョンとして披露したあたり千葉氏の作品群の豊かさが顕れている。未明早朝ひとけの無い空間に仄暗く浮かぶ深山幽谷や神社仏閣の部分的な輪郭を捉え、全貌ラインは見る人の感性で闇を辿り創って貰うという撮影技術は、黒基調の壁にしっくりと馴染み、訪問帳の卓には「お香」が焚かれ雅びな涼感が「写真浮世絵」とのタイトルに調和している。これらギャラリ-全体の総合的なイメージ空間を構成するコンセプトは長年、入江泰吉門下・写真家集団・水門会で鍛えた表現の技ではと想われる。 今回はハッセルとフイルムでの作品を編集したとのこと、言わばおとなの写真を見た写真愛好家の口づて効果も、大阪で最も至便の心斎橋、と言う地理冥利でこのあと訪問数が期待されるところである。

 

                 記/写真:藤本光浩(HJPI320600000791)

  

森公夫写真展「木のこころ」                 2019年9月6日(金)~9月12日(木)              ギャラリー・アートグラフ

森公夫さんの「木のこころ」写真展が、東京銀座のギャラリー・アートグラフで開催されている。「巨木の荘厳さや神秘さにひかれ、見ているうちに根、幹、枝の形の面白さに気づいた。」と本人の話。木は生まれたその地から動けず、風雨雪土石に耐え独特な姿になる。それは、「木のこころ」の表れであり、生き様でもある。約4年半に撮影した全国135の木々から、演者30点(2枚組)を選び、展示してあります。作品の質感も良く、表現も面白く、生きた作品ばかりです。何といってもタイトルの付け方にユニークさがあり、思わず笑ってしまう作品もあります。「木のこころ」、「演者」という内容にぴったりの作品内容です。

 

                  記/写真:伊藤和徳(HJPI320600000906)