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会員写真展案内

籔本近己        「軌跡をたどる」

JPA岡山サポーター   PHOTOGROUP             ING&NEXT

牧島ヒロミツ      「かたちの誘惑」

山岡茂男        「100時間の雲南省紀行」

山田 昇        「秩父路」

戸渡俊康        「自然美との邂逅」

菅家令子        「油絵個展」

JPA日本写真作家協会    東北地区入賞・入選作品展

池村まさお写真展    「世界の絶景」

会員写真展レポート

山岡茂男 写真展 「100時間の雲南省紀行」           2018年9月1日(土)~9月14日(金)              アスピア明石 スマイルギャラリー

山岡成男氏の2018写真展「100時間の雲南省紀行」が9月1~14日開催された。

中国雲南省の、素朴な村の暮らし・民族衣装で愉しむアニュアル祭・朝焼けの大規模棚田など5日間延べ100時間の撮影紀行を、A3サイズと特性木枠38枚が「明石蛸」で名声の「魚の棚」地域と明石駅を挟む反対側、明石市民のライフ施設が集まる「アスピア明石」の通路ギャラリーで展示され、行き交う人の足を止めていた。地域の名士の写真家の個展、早速にYouTubeのインタビューがヤングレデイのアナウンサーで行われ、紹介ビデオとして流れている「外国人が来たことがない少数民族のいろいろな集落は、人間味のある朴訥さが魅力で子供達の笑顔 、霧の市場、孫を背負ったお婆ちゃん、など村人とコミュニーケーションを造りながらの撮影情況」がこのビデオの概要である。

右記URL https://www.youtube.com/watch?v=Zcj60SYg440  参照。画面のどこかにアクセントを入れたベテランらしい味で、見る人を引き込む要素が潜む作品群、山岡氏ご自身が朴訥で温和丁寧、包容力を含み、実るほどに頭をたれる風の人格者で肩書も多い実力者ゆえ、氏の写真教室を通じた写真愛好家も多く、傘下の写真グループが時期を合わせ、この個展のあと引き続き地域の写真展を繋いでいる。

9/12~17 第30回 社団「アルファ」写真展 明石市立勤労福祉会館 熟練者10名 監修山岡氏、この会場には、「泉 房穂 明石市長」の顔写真入り祝辞状が掲示されていた。

9/13~18 神戸ハーバーランド デュオギャラリー 山岡成男とその仲間達「日曜写真研究会」45名「歴史の日々を短時間に表現する写尊像はまさしくカメラマンにとっての使命感!」をモットーに80歳近くを感じさせない重厚な兵庫の写真家である。

 記:藤本光浩

戸渡俊康 写真展 「自然美との邂逅」            2018年8月31日(金)〜9月6日(木)              富士フォトギャラリー銀座

会場には白く凍る厳冬の摩周湖、朝霧に煙る阿蘇の風景など北海道と九州を中心に、日本の四季を通して捉えた全紙サイズの風景作品45点が展示されている。

 九州の真っ赤に紅葉した奥耶馬渓の作品や阿蘇山中の滝壺が結氷した作品は地元、九州出身ならではの力作だ。

 戸渡俊康さん(68才)は「1970年代中頃から写真を始め、当初はスナップ、神社仏閣、祭などとともに、その時代を記録写真として撮り続けていたが、時が経つにつれて記憶に残るものより、心に残る情景に移っていった。季節の変化に光と色で織りなす自然の素晴らしさに魅せられて今があります」と話した。これから是非撮ってみたいものはありますかと尋ねると、「海に深く潜って海中の世界を撮ってみたいですね」と目を輝かして“夢”を語った。

記:山田信次

山田 昇 写真展 「秩父路」                  2018年8月31日(金)~9月5日(水)              オリンパスギャラリー東京

東京新宿のオリンパスギャラリーで開催中の写真展を見てきました。会場には半切のカラ―作品40点があり、「秩父路」の写真は、主にこの2,3年間に撮影された作品です。秩父には昔ながらの暮らしが今でも多く残っており、その集落の暮らしを見つめた意味深い、記録写真です。今なお残る昔ながらの暮らしを、人物を入れながら作品にすることの意味。昨今、集落が消えてゆくところは、全国的にも珍しくはないが、秩父路には、昔ながらの自然と人間との生活が多く残っているという。また人々の地元に残る祭りとなると、先人から伝統の祭りだけに、何とか守り続けていきたいと皆が集まり、集落を挙げて盛り上がるそうです。作者が今回作品のテーマにしている「自然と共に生きる」は、まさにこれらの作品から読み取れる内容だと思います。

記:伊藤和徳

齋藤利江  写真展                                                                  2018年7月28日(土) ~ 2018年9月2日(日)                                      相田みつを美術館

齋藤利江写真展「昭和の子どもたち」が、東京国際ファーラムの「相田みつを美術館」で開催中だ。8月11日には、斎藤さんのギャラリートークが行われた。60点に及ぶプリントのほか、入口には大型サイズの展示もあり圧倒される。

 

「我先にとジャングルジムのてっぺんに登りつめたこどもたち」「チャンバラごっこで切られ役のこども」「銀座4丁目交差点のお立ち台の上でメガホンを片手にした警官」、いまにも彼ら彼女らの叫び声が聞こえてきそうな作品たちだ。展覧会会場では、そんな当時の日本を知る人々がノスタルジーを感じ、もしくは日本人としてのアイデンティティに触れてくるのか、とにかく作品を観る人々から感動の声が漏れてくる。

高校時代、授業を抜け出して地元の保育園でこどもたちを撮影したり、バスで銀座に向かい街の様子をカメラに収めていた斎藤さん。「カメラ毎日」の写真コンテストでの連続入選は、当時はまだ面識のなかった渡辺澄晴さん(JPA終身名誉会長)に斎藤作品を記憶させることになる。その作品が、斎藤さんの左後に写る「昭和の花嫁」だ。

記 : 棚井文雄

一色龍太郎 写真展 「四国 石鎚 山里物語」          2018年7月11日(水)~7月23日(月)              リコーイメージングスクエア新宿

一色龍太郎会員の個展が、7月11日より7月23日の日程で東京のリコーイメージングスクエア新宿で開催。四国の『石鎚 山里物語』と題して、一色氏が青春時代からこよなく愛し幾度も登山した「石鎚山」の魅力を四十数年かけてカメラに収めた。時代の変遷とともに過疎化が進む山里の暮らしを記録として、また自身のノスタルジックな思いとともに展示公開し共感を呼んでいる。

                      記:牧島ヒロミツ

 

原 喜久雄 写真展「なにわの水と火の祭典」                     2018年7月6日(金)~7月12日(木)               富士フイルム大阪サービスステーション、心斎橋プラザビル本館9F

原 喜久雄氏の写真展「なにわの水と火の祭典」が御堂筋新橋交差点、日航ホテル・ダイマル心斎橋・ブシュロン心斎橋の一角、ルイビトン心斎橋の9F、正に華の大阪のど真ん中で開催中。今年で30年を迎える俗称「十三淀川花火」の創設時からを総集したもので、645カメラとベルビアの組合せをクリスタルペーパーで焼き揃え、全紙額28点・全倍額2点の全30点、「黒」基調の壁面に「黒のフレームとダークグレイマット紙」で統一した作品群、室内灯を消してスポットライトのみとした演出も相俟って、ギャラリーは50万人が酔う梅田高層ビルのアーバン花火ムードで充満され一口では表せない豪華さと重厚感がある。原氏はこの花火大会の創設者で世話役の一人、この大会のポスター・パンフレットの編集者でもあり、11台の花火台からの一斉放射のシーンなど、ゆきずりの一般カメラマンとは異なる視点からの映像でも今回の写真展の深さ広さが加味されている。この花火大会は地元十三の人々の手作りで、平成淀川花火大会としてここまで大きくなりその後「なにわ淀川花火大会」と改名し更に大阪万博にも花を添えて行きたく今年は30年の節目、その開会目前に、より大きな盛り上がりを期待してこの写真展を企画、日本郵便からこの花火の切手も発行予定。原氏は長年JPA大阪展の事務局長であり、またFUJIFILMフォトサロンでのアジアやニュークなど幾度もの写真展での慣れた習慣からmm単位の展示レイアウト図や展示段取りなどの展示ノウハウを、開設浅いギャラリー担当者に詳細に事前連絡したことが、折しも西日本は数十年来の大豪雨の警報や特別警報が飛び交い、交通機関全面停止の中僅かな入れ替え時間でこれだけの展示が出来た所以と想う。

記:藤本光浩

 

籔本近己写真展「軌跡をたどる」シリーズ7                              2018年7月4日(水)~7月8日(日)                                       「ビーツギャラリー」(BEATS GALLERY)            大阪市西区江戸堀3-7-14 江戸堀西ビル3F

籔本近己写真展「軌跡をたどる」シリーズ7が開催中、女性美の追求作品展であるが今回はヌードではなくポートレート、ヌード作品ではそれ自体に強烈なパワーを秘めるがポートレートで女性美というと一般的なコマーシャル映像のようなイメージが浮かぶ、籔本氏の場合はそれと少し違い、アブノーマル風背景をスタジオにして美女をおき、非現実的な空間の中に生きる・存在する「female」から、美、可憐、艶めかしさ、などを引きだそう、と言う様な作家意図が感じられる今回の作品展である。その背景は、廃校、廃業温泉宿の舞台、ケーブルカーの機械室、洞窟、廃線レール、竹藪、幽谷、ガード下、など全国的なエリア、そこにTPOで小道具の赤ワイン、漁網、マゾヒズム感のロープ、などでの工夫が加わり幅広くそして深い時空を創造するベテラン写真家、を来場者は認識する。

このような作品を雑誌社や写真展・企画イベントに出展し入選入賞を繰り返されており今回の作品の中には既に全国規模展での特賞内定作も数点含まれ、近々では神戸原田の森美術館での芦屋写真協会展でも「漁網」作品が入賞していた。こんな作品を創る為の最大の要素は「採光」、レフ板は元よりLEDサーチライト、電源装置、などの機材、そして生きているモデルさん達、それらを包含する撮影事前事後の企画演出監督の苦労が染みこみ潜在した作品群であり、A1・A2が各7点、その他A3ノビ、A4を重厚・豪華・シンプルの額類と7~8人のモデルとの組合せで全50数点、アトリエ風の二つのギャラリー壁にぎっしりと敷き詰められている。とにかく見応えのある写真展である。

記:藤本光浩

 

鍋島タモツ写真展、写真のある部屋、NEW YORK NEW YORK  2018年6月25日~30日   10時~17時(最終16時)                          ギャラリー篝火(かがりび)  JR芦屋駅山側 ラポルテ西館1F

鍋島タモツ写真展「写真のある部屋 NEW YORK NEW YORK」が開かれている、JR芦屋駅前のタクシーロータリ、ホテルや銀行、洋装品店、レストランなどがあるアクティブムードの一角、洒落た小さなギャラリーで、半切、四つ切り、2L など全37点、内4割ぐらいがカラー作品、他はB/W、40歳前から何度か訪れたニューヨークの、ビル街、劇場、乗り合いバス、闊歩する粋なレデイ、シルエット、高層ビュー、夜景、などニューヨークを愛するカメラマンのファインダーからのストリートスナップ、である。 

鍋島氏はまたベテラン陶芸家、多趣味で開発意欲が強く、最近は4Kカメラを駆使したドローン操縦にも凝っており先日のJPA関西会員展では畳1枚サイズのフイジー諸島の作品を出展され、関西会員展を賑わして戴いた。芦屋市は中山岩太やハナヤ勘兵衛など写真では日本代表する先駆者達が創った写真の町、鍋島氏は今一度その気運を復活させたいものと根強く活動し「芦屋写真協会」を創立したひとり、パリの代表写真クラブと協賛し、「優秀作品はパリ(PPVB)の展覧会に出展」、という特典を設けた公募展などで協会を充実させ、6年後の昨年、一般社団法人化するなど、関西の写真界の実力者。今回の個展では、絵画のように写真を買って壁に飾り、「写真のある部屋」で気分を一新しましょう」と題し、写真を習慣的に身近におく空間例を、パリからの応援者達と演出し、もっと写真文化の裾野を拡げたい、との意向を前に出した芦屋の元気なJPA会員(一社・芦屋写真協会、副会長)の試みである。                                                           記:藤本光浩

 

笹尾敏子写真展「日本の自然」最優秀賞受賞記念展        2018年5月15日(火)~5月20日(日)             平塚市美術館市民アートギャラリー

 笹尾敏子写真展「日本の自然」最優秀賞受賞記念展が神奈川県平塚市美術館市民アートギャラリーで5月15日から20日まで開催されている。

 会場に展示されている第34回「日本の自然」コンテストで最優秀賞を受賞した「三兄弟」は、若い三羽のアオサギで、中央の一羽が偉そうに羽を広げ、両サイドの二羽がそれを称賛しているような、微笑ましい作品だ。作品の両サイドには産卵から成長する過程の作品が数点並ぶ。撮影地は大磯駅から近い貯水池で約3ヵ月に渡り撮影を続けたという。笹尾さんは「鳥の子育てを通し、親子の絆を感じ取りました。人間と変わりないということも」と話した。

 場内には、以前個展を開いたモンゴルの作品やトワイライトに輝く夜の横浜の作品など100点以上が展示され、訪れる写真愛好家たちを楽しませている。

記:山田信次

 

米山悦朗写真展「狐の夜祭り」                                              2018年5月8日(火)~5月15日(火) えすぱすミラボオ

 米山悦朗氏の個展が、東京は神楽坂のギャラリー「えすぱすミラボオ」で開催された。

 今回のテーマになっている「狐の夜祭り」は、新潟県柏崎市高柳町で毎年開催の神事で、山から下りて来た狐たちが畳一畳はあろうかと思うような大きな油揚げを作り担いで、隣の集落まで行進し油揚げと踊りを奉納して山に帰って行くという何とも楽しい夜祭りを2014年2015年と2017年の3度に渡って撮影した渾身の作品24点が展示された。

 夜の撮影にどう光を取り入れるか、新潟の手すき和紙を使いインクも紫外線硬化型を使用し、にじみを防止させる等、来場者も光を撮り込む撮影秘話や和紙を使用した制作話に耳を傾けていた。 

記:牧島ヒロミツ

 

星欣男写真展 「ぎゅっーと千葉2」               2018年4月13日(金)~4月19日(木) ギャラリー・アートグラフ

東京銀座アートグラフ、星欣男写真展を見てきました。今回の「ぎゅっーと千葉2」は前回に続き2回目の写真展でした。今回も18年に亘り千葉県の魅力を撮り続けており、充分に表現されている。内容も風景、自然、祭りなど四季を彩る34点の力作展示でした。中でも「濃溝の滝」は最近では有名になり、バスツアー客が多く撮影が難しくなりましたが、以前に同じ場所を撮った自然のままの作品と比較出来る素晴らしい作品がありました。さらに養老渓谷の“スポットライト”の写真など、どの作品も時期、時間などシャッターチャンスを考えた作品であり、感動する写真展でした。 

記:伊藤和徳

 

泉 満明写真展「橋の物語」                   2018年3月30日(金)~4月5日(木) a’ギャラリー・アートグラフ

   泉満明さんの写真展「橋の物語」が東京・銀座のa’ギャラリー・アートグラフで3月30日から4月5日まで開催されている。場内には北は北海道の幣舞(ぬさまい)橋から、南は長崎の眼鏡橋など40点の橋が展示されている。中には四国の祖谷(いや)の吊り橋や、今は運用を終えた高い橋脚で有名な山陰本線の餘部(あまるべ)鉄橋と、どれも目を引く橋ばかりだ。

 橋は人間が誕生して以来、現在の車社会に至るまで切っても切れない存在となっている。泉さんは大学生の頃からそんな橋に魅せられて,写真を撮るようになった。その後、橋に関連する仕事に携わり40年以上になるという。

 泉さんは「今までで一番印象に残っている橋は、当時世界一のQE2が通過できる日本一の横浜ベイブリッジですね。現在86才ですがまだ体が動くうちは、いろいろな橋を撮り続けていきたいですね」とほほ笑んだ。

記:山田信次

 

川岸じろう写真展「なにわ・チン電物語」            2018年2月23日(金)~3月1日(木) オリンパスギャラリー大阪

   写真展初日にお伺いしました。そこには全日写連大阪府本部・JPA日本写真作家協会後援と掲げられていました。その奥に眼鏡をきらりと光らせた川岸さんの笑顔がありました。

「チン電撮りましたんや。まあ見て下さい」と子供の「ドヤ顔」のようにして案内して下さいました。半切から全紙大サイズまでのカラーとモノクロームの作品が40点展示されていました。フィルム・デジタルに加えて針穴カメラで撮られた作品も3点ありました。

 テーマは表題通り、一般的にチンチン電車と呼ばれる大阪唯一の路面軌道の電車です。大阪みなみの天王寺駅から堺市の浜寺駅までの2系列全長約18キロメートルを走る最高時速40キロの電車なのです。停留所が31か所。終点駅を除いても平均駅間距離は600メートルくらい。いわば沿線の住民の足となっているという事です。

 川岸さんは少年時代からチン電に乗って居られてもう生活の一部だったそうです。撮られた最初の一コマは2004年で、以来10数年間撮り続けて来られました。現役を退いて展示物になっている古い車両から最近投入された近代的車両に至るまでの作品は、時代と共に変わる乗客の姿態を含め地域住民の生活と一体化された沿線文化を表しています。一時は経営難から廃線に追い込まれそうなことも有りましたが南海電鉄・大阪市・堺市・地域住民の熱い想いが叶って現在に至っています。終点駅の天王寺駅近くに来ると日本で一番高いビル「あべのハルカス」が見えてきます。大規模ショッピングモールも賑わっています。

 チン電を素材にして描いた沿線の物語を川岸さんは実に優しい目線で映像表現されています。川岸さんのお顔がほころぶのは針穴カメラで撮られた極めつけの1枚の写真の前でした。長秒時露光による彩色の車両の動体作品です。お見事でした。年明けに頂戴した案内状を兼ねた賀状にもプリントされていますのでここに添付して報告とさせて頂きます。

記:藤吉修忠

木川次夫写真展「北邊に生きる Ⅳ-魅せられて北国-」     2018年1月12日(金)~1月18日(木)              富士フイルムフォトサロン/大阪

  木川次夫 写真展「北邊に生きる Ⅳ」が開催された。

 北海道の山や湖の白鳥・鶴・鷲などの鳥類、狐・リス・そして熊、など、全紙額と全倍額で全41点の大型の作品が、ところ狭しとギャラリー壁を埋め、来場者は北海道の自然動物園に入り込んだような時空感を抱きリアリティのある大画面に酔うひとときを味わっていた。

各々の作品は、生死をかけて棲息する厳さだけの表現だけでは無く、各動物たちのそれぞれ固有の動きの余韻を感じるような、生き生きとした表情で語りかけて来るところにそのようなタイミングに掛けた撮影時の工夫が伺える。

 道東を中心にもう25年も通い、撮影場所は特定せず、情報とカンで動物との出会いに期待し対話の心で、数日間も待機する、動物や自然の変化が楽しくて寒くてつらいが、次に何が撮れるかという楽しみがそれに勝つ、とのこと。(神戸新聞2018.1.13記事)

 車中泊で待機し、熊がその車の横を通ったことも在ったとのこと、確かに熊の近接写真には迫力がある、近年熊の出没が大きな問題になっているだけに、熊のコーナには人が絶えない。

朝靄の水鳥、愛らしいリス、紅の昇陽に羽ばたく鷲らしい大型の翼などその美しい一瞬々と熊の生態の双方が存在する北海道の大きなスケールと更なる自然の魅力を改めて感じさせる写真展であった。

記:藤本光浩