ホームページ管理上のお知らせ

本ホームページへの記事掲載については下記の原則を適用しておりますのでご理解のほど御願いいたします。

 

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3. 2013年3月以前の旧ホームページは、2016年3月31日をもって削除いたしました。(2013年3月でのホームページ作成者交代に伴い、作成ソフトが変わっているため)

会員写真展案内

藤本光浩グループ展

大沢利裕写真展     「越後路~野鳥の四季~」

2019年11月1日(金)~   11月7日(木)

ギャラリー・アートグラフ

兼𠮷正純「Photoアート展」

2019年11月2日(土)~   11月7日(木)       トアギャラリー2F

籔本近己写真展     Follow the Tracks.Vol.10

2019年11月6日(水)~   11月10日(日)     BEATS GALLERY

角田和夫作品展     New York -Night and Day

2019年11月22日(金)~

12月5日(木)

ソニーイメージングギャラリー銀座(銀座プレイス6階)

ニュース

パネルディスカッションを開催いたします

 

パネルディスカッションを開催します。

 

日時:11月21日(木) 13:30

会場:東京都美術館 講堂

 

パネリスト:

  神代 浩 (前東京国立近代美術館長)

  奈良本真紀

         (川崎市市民ミュージアム学芸員)モデレーター:
棚井文雄 (JPA副会長 /日本写真著
権協会理事)

 

1960年代の撮影された作品(ネガフィルム)が、一冊の写真集になるまでのドキュメントの紹介と共に、写真家、学芸員、ミュージアムなどそれぞれの立場から、写真、作品、写真家の現在と未来について語ります。

 

堀井裕子会員  瓢蟲社メンバーと作品展を開催中

 堀井裕子会員が、堀田顧問が主宰する瓢蟲社のメンバーと作品展を開催中だ。

気心が知れたメンバーの中で、個性をぶつけ合い、切磋琢磨しながら創り上げてきた「作品」たちが会場を埋め尽くす。

 その作品は三者三様ではあるが、不思議と被写体との距離感が似ている。以前、堀井裕子作品「下北半島ものがたり」の ”被写体とのディスタンス(距離感)”について触れたが、今回の三人展にも共通するそれは、実質的なカメラとの距離ではなく、心理的な隔たりを超えようとする行為によるもの、言い換えれば、人や物や場所との関係の本質に迫ろうとする彼女たちの姿勢、そこから生まれてくるものなのだろう。

 「昔姫三人展」は、これまで5年に渡る展覧会開催を重ねてきたが、今回が最終回だという。たくさんのファンを持つ彼女たちのこの決定に、寂しい想いをされている方々も少なくない。しかし、馴染みの場所とメンバーという環境を一度リセットすることで起こる変化、それは、それぞれの昔姫の中の「写真家」を育てていくことに違いない。彼女たちは、自分の中の「写真家」を育てる決断をしたのだ。

 

瓢蟲社 同人 / 「昔姫三人展」

大嶋丁未子 高橋洋子 堀井裕子

於:かなっくホール ギャラリー(神奈川区民文化センター)

10月20日(日)まで

10:00~17:00(最終日16:00)

 

2019.10.17

記 : 棚井文雄

渡邉澄晴終身名誉会長、大向哲夫会員が作品を出展中

 渡邉澄晴終身名誉会長、大向哲夫会員

(神奈川読売写真クラブ会長)が、「第11回グループTOM写真展」に招待作家 / 講師として作品を展示中だ。

 

 渡邉氏は、相談役として同行した撮影旅行時の雨天でのスナップ作品、大向氏は、広角28mmレンズ付きコンパクトカメラを駆使したスナップ作品を出展している。

 

写真集「New York 1962-64」にもみられる、渡邉氏のワイドレンズ使いの見事さは、写真家・三木淳氏(JPA初代会長)のお墨付きでもある。ぜひ、このコンパクトカメラを渡邉氏にも握らせ、新作のストリート・スナップに取り組んでもらいたい。

 

そごう横浜店9階「市民フロア」

10月17日(木)〜22日(火)

10:00~19:00(最終日17:00)

 

2019.10.16

記 : 棚井文雄

JPA創立30周年記念講演会を開催しました!             “ 日本人写真家の見た「1960年代のニューヨーク」”         講演: 渡辺澄晴(終身名誉会長)    聞き手: 棚井文雄(副会長)

2019年6月27日、ホテルメルパルク東京において「JPA創立30周年記念講演」を開催し、定員80名を超える来場者が会場を埋め尽くし好評を博しました。

 一般の人の渡航が制限されていた1960年代初頭、カメラを携えて渡米できる日本人はごくわずかでした。渡辺氏は当時勤務していた日本工学工業(株)/ 現 ニコン)のニューヨーク駐在員として、1962年から64年にかけて、毎週末「ワシントン広場」を中心としたグリニッジ・ヴィレッジ界隈を歩き、撮影を続けました。  

 今回の講演では、2018年6月に出版された、多くの未発表作品を含む新たな写真集「New York 1962-64」(限定150部 / Fumio Tanai Publishing)の作品上映をしながら、渡辺氏がどんな思いでニューヨークへ渡り、どのような生活をしていたのかを語っていただきました。その中で、渡辺氏がニューヨークの工学芸術学校において、最先端の写真教育を受けていたことも分かりました。新たに発見された1960年代の貴重なカラー作品10数点が上映された時には、会場内に感嘆の声が放たれました。

 

記/兼子 久 写真/山田信次(HJPI320600000873)

講演会会場の様子

高橋貴代司会員・小金秀夫会員                   第14回「デジカメボランティア会 横浜写真展」へ出展

 高橋貴代司氏が副会長を務める ”デジカメボランティア会” が主催する「デジカメボランティア会 横浜写真展」(5/7~5/13 横浜市 戸塚区民文化センター)に、高橋貴代司会員、小金秀夫会員が出展している。

高橋貴代司

「染の小路」      

 

 高橋氏が出展しているもう一点には「架橋の微調整」と題されているが、私がこれまでに拝見した氏の作品も架橋に関連していた印象を持っている。

 その高橋氏の「染の小路」 は、カラー作品であることを強く意識させられる作品だ。

 

 カラー作品と言えば、何と言ってもエルンスト・ハース。別名「色彩の魔術師」(ハースは、1950年代からカラーフィルムによる撮影を開始している)。私がニューヨークのギャラリーを巡っていた頃、あるギャラリーで直にそのハースのオリジナルプリントを見る機会を得た。写真集などの印刷物では知ってはいたものの、その衝撃は言葉では言い表しようがない。

 一方で、色づかいや作風は異なるものの、色彩と曲線とリフレクション(反射)を見事に捉えた高橋作品「染の小路」 もまた、私にとって衝撃的であった。

 アリストテレスは、『色は光と闇、白と黒の間から生じる』と語り、ハースは、当時のフィルムならではの「究極の色彩」を見せつけてくれた。デジタル時代となった現代、高橋氏はどんな「色」を創り上げていくのだろうか...。

 

 2019.5.11

記 : 棚井文雄

仙台展レポート

東北エリアで4回目のJPA展が4月19日から24日まで、昨年同様の仙台市青葉区の「せんだいメディアテーク」6階ギャラリーで開催され、1,614人が来場し、成功裏に終わった。

 会場には約500点の作品が展示されて、中でも公募の宮城県知事賞の「白鷺の舞」、仙台市長賞の「家路」などの作品には足を止めて見入っていた。

 20日午後、同会場の7階スタジオシアターで、著作権セミナーが開かれ、松本徳彦(JPS副会長)と棚井文雄(JPA副会長)両氏の講師が写真の著作権と、肖像権について実例をもとに話された。約100人の聴講者の中からは多くの質問が出て、対応に追われるほどの盛況ぶりだった。 

 同日夜には交流懇親会が、仙台市内のスマイルホテル仙台国分寺町で、同実行委員会メンバー、来賓者、仙台市在住の公募展入賞、入選者など30人以上の出席者のもとで、和やかに開催された。主催者の三輪会長は「仙台で4回を迎えることができ大変嬉しく思っています。これも梅津さんをはじめ地元の皆様のお力添えと感謝いたします」と開会の挨拶。また来賓の小野寺健仙台市会議員は「今回は河北新報に表敬訪問したおかげか、早速取材していただき、仙台展が大きく掲載され嬉しく思います」と挨拶された。そして棚井副会長の乾杯の音頭がとられ、しばしお酒を酌み交わし、写真文化の話に花を咲かせ、仙台の方々と親睦を深めた。

                                 記:山田信次

 

仙台展会場の様子

仙台交流懇親会の様子

堀田義夫顧問・西垣憲明会員・堀井裕子会員・堀口彰洋会員が    瓢蟲社「同人写真展2019」へ出展

 堀田顧問が主宰する瓢蟲社「同人写真展2019」(4/30~5/6 横浜市 戸塚区民文化センター)に、堀田顧問、堀口会員、西垣会員、堀井会員が出展した。今回はそのなかから、西垣氏と堀井氏の作品について触れてみたい。

西垣憲明

 「昭和は遠きなりにけり」      

 日頃から、街角の不思議なモノやシーンを捉えている、西垣氏。今回展示されたシリーズ作品には、こんな言葉が添えられている。

 

 『昭和はテレビができた時期でモノクロテレビでしたが、その時よく金を払ってテレビを観に行ったのが力道山のプロレスでした。映画も全盛期で石原裕次郎、美空ひばりの映画をよく観ました。』

 その作品は、月光仮面や力道山の等身大パネルが写り込んでいたり、若き日の(現在も?)西垣氏が夜な夜な徘徊したであろうジャズやブルースが入り混じって聴こえてきそうな色っぽい路地裏の翳を捉えようとしている。そんな、何とも言えないノスタルジックな気分を味わわせてくれる作品たちだ。

堀井裕子

「下北半島ものがたり」

 

   本州最北端に位置する「下北半島」。その作品からは、一過性の異邦人としてではなく、その土地にジワジワと溶け込もうとする堀井氏の姿が目に浮かんでくる。事実、この地を何度となく訪れているという堀井氏。彼女はそこで出逢った「人と場所」に真摯に向き合いながら、いわゆる「キレイ」「カッコイイ」だけではない、そこに自分らしさを塗り込めようとしてきたに違いない。保たれる被写体とのディスタンス(距離感)に、人や場所への敬意と堀井氏らしい謙虚さが見え隠れする。

 堀井氏にとって作品制作の原点とも言える場所、この土地を撮り続けることによって彼女は次に何を見つけ出すのだろうか...。

 

5月7日からは青森県にて、堀井裕子写真展「夢の実現 <セント・アンドリュースの一日>」が開催される。「堀井裕子写真展」/ 2019年5月7日(火)〜5 月31日(金)/ 夢百貨ギャラリー(青森県八戸市江陽2-20-4)

 2019.5.6

記 : 棚井文雄

松尾エリカ会員が、国展「国画賞」を受賞

 松尾エリカ会員が、第93回国展「国画賞」を受賞した。モデルを起用して撮影された受賞作『女郎蜘蛛 誘惑』は、日頃、広告の仕事に携わる彼女ならではの企画力による作品と言えよう。

 一般に、大きな網を張ることで知られる「女郎蜘蛛(ジョロウグモ)」。ジョロウグモの世界では、交接中にメスがオスを食することがあるという。松尾氏のうつし出した「女郎蜘蛛」には、そんな危険な魅惑が見え隠れしているのかも知れない。

 

2019.5.5

記 : 棚井文雄

西林俊朗会員の作品「象の鼻より」と原稿が掲載

 西林俊朗会員が、渡邉澄晴終身名誉会長が相談役を務めているデジタルフォト研究会会報誌の “フォト散歩道” に、作品「象の鼻より」と原稿を掲載した。

 

 その中で、西林氏はこう語っている。

『大桟橋、象の鼻付近はよく歩く場所で見慣れた風景である。季節による変化もない所であるがよく写真を撮る。写真は光と影の芸術であり、天候と時間が多様な被写体を演出してくれる。いつでも、どこでも、光の変化を見つければ、ネタはどこにでもあるものだ。』

 西林氏は、いつもの場所で、いつもとは違う些細な何かを発見する繊細さを持ち、その楽しみを知っている。カメラを持っていつもの場所を歩くことで "これまでとは違った目線で、新たなことに気づかされる"、 皆さんもそんな経験をされているのではないだろうか。木村伊兵衛氏のスナップ作品にも、私はそんな雰囲気を感じている。西林氏がどんな発見をするのか、これからの作品が楽しみだ。

   ※ 写真は「デジメイト」5月_186号より

2019.5.4

記 : 棚井文雄

 

第29回ブルーベイヨコハマ展レポート

JPA会員の写真展「第29回ブルーベイヨコハマ展」が4月16日から22日まで、

横浜市西区の横浜市民ギャラリー2階(JR桜木町より徒歩10分)で開かれた。入場無料。

 同展は神奈川県を中心に関東一円在住の同会員55人が参加。会場にはみなと横浜の新風景や富士山麓に棲むフクロウ、コウモリ、カモシカなどの生活ぶりを追った作品、チベットの僧院の朝の風景、また女性の曲線美を生かしたヌード作品など、作者が意欲的に取り組んだ作品約150点が展示され、訪れた来場者たちの目を楽しませていた。昨年に続き1,563人の来場者があった。

 同展実行委員長の三輪晃士さんは「今回はバラエティーに富んで格調の高い作品が集まりましたね」と話した。

 16日夜、桜木町のブリーズベイホテルでパーティーが40人以上の参加で開かれた。津田名誉会長の乾杯で始まり、お酒を酌み交わし、しばし和やかな雰囲気の中で写真談義に花を咲かせ、親睦を深めた。

記/写真 山田信次

岡山展レポート

第29回JPA会員展・第16回JPA公募展が、盛況のうち無事終了いたしました。

 初日から多くの方々が会場に詰めかけ、岡山ではJPAの認識が高まり、会期中2,759名の来場者で賑わいました、会員コーナーでは一人ひとりの多様な個性が彩って芸術活動の幅の広さや、面白さを感じたとのお声を頂きました。

 懇親会では、組織の独立性を保ち、三輪会長、棚井副会長をはじめ中四国JPA会員その他の来賓の皆様にご出席頂き、公募展の入賞、入選者の作品を紹介し和やかな雰囲気のなかでお話を頂き、会場は大変盛り上がりました。

 こうした取り組みを通して、写真の素晴らしさを多くの方々に知って頂けると心強い限りです。

 

                                記:土居礼子

                岡山展会場の様子

               岡山展懇親会参加者の皆さん

三八五流通 (株) / 三八五ホールディングスが、「堀井裕子写真展」を開催します。

 

「堀井裕子写真展」

2019年5月7日(火)〜5 月31日(金)

夢百貨ギャラリー / 青森県八戸市江陽2-20-4

tel : 0178-22-1385    

 

夢の実現 <セント・アンドリュースの一日>

 世界中のゴルファーが、一度は訪れたいと夢見る場所  "セント・アンドリュース" 。

メジャー選手権の中で、最も権威と歴史がある全英オープンが開催される場所のひとつが、この "セント・アンドリュース" のオールド・コース。 オールド・コースに隣接するコースで100年以上の歴史を持ち、自然がそのまま残されている、ニュー・コース。

  「夢は見るものではなく、叶えるもの」という事で、憧れの地 "セント・アンドリュース" の ニュー・コースで夢を実現した記録、50作品を展示します。  (堀井裕子)

JPA米子展が日本海新聞に掲載されました

JPA米子展レポート

 第6回目のJPA米子展が3月21日から始まった。 好天に恵まれ初日の入館者数は327名と好調な滑り出しで、午後は棚井副会長をJPCA派遣講師に著作権セミナーを開催、52名の参加者で、質問者も多くあり有意義な催しであった。

 夜は恒例の祝賀会、主催者代表として三輪会長の挨拶から始まり、ご来賓挨拶は、鳥取県代表の西部総合事務所長をはじめ、米子市長、マスコミ、政財界代表挨拶と続き、米子市文化観光局長の乾杯の音頭で祝宴に入った。

しばらくして、中国保定市(米子市写真家協会と友好交流31年)からの訪日団5名の特別参加、JPAの発展に大いに期待するスピーチで会場内は一気にヒートアップ。 一般公募展入賞者へ御祝いの花束贈呈、三輪会長から地元実行委員会会員に対して感謝状の贈呈等、楽しいひと時を過ごしました。

 なお、翌22日三輪会長、棚井副会長、福島米子展実行委員長3名で、毎回協力を頂いている新日本海新聞社に表敬訪問、即23日の新聞紙上に写真入りで掲載されました。 今日から土・日本番そして後半に向け実行委員一丸となって所期の目的達成に気を引き締めて努めたいと思います。

記/写真 福島多暉夫

仏の国際公募展「ル・サロン」に森村髙明会員が入選

 歴史ある国際公募展「ル・サロン2019」の写真部門に森村髙明会員が入選しました。写真部門では世界各国から40名の方々が選ばれ、その中で日本人は森村会員だけです。

 350年前にルイ14世がルーブル宮殿(現ルーブル美術館)のサロンで美術展を始めたため現在でもそのまま「ル・サロン」が使われており、世界最古の公募展です。

「ル・サロン」で名声を勝ち得てきた著名な芸術家たちがたくさんいます。

そのような名誉ある国際公募展に入選された森村会員には心よりお祝いを申し上げます。

森村髙明会員入選作品 著作権ID:HJPI320600001121

「第29回JPA大阪展 / 第16回JPA公募展」 搬入・展示レポート

 大阪展実行委員長、藤本光浩理事のレポートにもあるように、2019年1月16日から開催された「第29回JPA大阪展/第16回JPA公募展」の来場者数は、5日間という日程では過去最高の1800人を超えた。これは、関西を中心とした会員の皆さまの努力の賜物だろう。

 今回の展覧会では、作品の搬入展示などの外部協力スタッフが変わったこともあり、私が東京からお手伝いに伺った。展覧会全体としては、これまでの流れを見直し新たに賛助会員による搬入と地元の展示業者というシステムを作る良い機会ともなり、事前にJPA展統括実行委員長の兼子久理事、大阪展実行委員長の藤本光浩理事が互いに綿密な意思疎通のもと、新たな資料を制作し合うなど多大な努力をいただいたことで、大阪での搬入・展示に於いては大きな混乱もなく、むしろ予定時間よりも早く終了することができた。

 しかしこれは、関西在住の会員の方々が早くから展覧会会場である「大阪市立美術館」に集合し、搬入業者と息のあった連係を図り、展示作業終了まで力を貸して下さったお陰に他ならない。これまでもそうであったように、今回の展覧会もこの会員の方々をなくしては成立し得なかったであろう。この場をお借りして、改めてお礼を申し上げたい。

 一方で、このまま会員の方々のお力をお借りし続けること、ご厚意に甘え続けることについては心配する声があることも確かだ。展覧会に出品されている皆さまの大切な作品を預かっての長時間に及ぶ慎重な作業であり、結構な力仕事も含まれているためだが、そのことについては藤本理事や芝本武侍理事などは十分に理解されている。現に、大阪では隔年で開催しているJPA有志会員による「関西会員展」に於いて、作品の搬入、展示、搬出作業の「完全な外注化」を成功させており、ここに学ぶことでその実現も難しい話ではないのだ。目指すところは皆同じであり、より素晴らしい展覧会の開催と協会運営だ。大阪展会場のハードな時間制限にも対応すべく、よりスムーズなJPA展開催に向けて情報交換を進めながら力を合わせていきたい。

 最後に、この展覧会開催にお力添えを下さった会員の方々のお名前を挙げさせていただきたい。敬意を表して。

 

施永宗三郎、土井直也、藪本近巳、髙橋久榮、早津忠保

佐治はるみ、中山信博、宮崎寿一郎、樫本宣和、藤吉修忠

西田衛、西村力、藤本光浩、横山浩一、竹内祐三(順不同、敬称略)

 

(撤去、搬出、会場受付などまだまだたくさんの方がいらっしゃるが、これは全国のJPA展でも同じ状況があると思われるため、今回はレポート内容(搬入・展示)に関わる方々のお名前のみであることをお許しいただきたい。)

 

記 : 棚井文雄

JPA大阪展レポート

第29回JPA大阪展、第16回JPA公募展が盛況で終了致しました。

2019年1月16日~20日、5日間では、過去最高の1806人に鑑賞戴き、特に土曜日の19日は556名を記録し関係者を驚かせました。関西では年間で最も冷える10日戎のこの時期にこれだけの動員があったと言うことに、1月の関西の行事の一つとしてのJPA認識が高まった証しだろうと感じております。今回はまず目録が例年より早く届き、ギャラリーなどにはハガキだけでは無くA4サイズによるPRインパクトが加算され、朝日新聞の紹介記事にプラスして、写真愛好家の読者が多い、日本写真企画社のフォトコン誌1月号での半ページ記事でJPA大阪展をPRして貰ったこと、また通例になった大阪市中央公会堂でのJPAセミナーなども「JPA」という語句の観念的相乗効果があったのではと想う、世は正月明けで諸活動の幕開け、JPA大阪展の大きなイベント風にのって「JPA」を巷により浸透させる連想的な思索で、写真界に「組み合い風」に存在する各種の団体とは違った「差別の無い写真考策」という「JPA」再認識へのプロモートに結び付けたい。 

  記:藤本光浩

JPA大阪展セミナーレポート

本年も、JPA大阪展の開催中に同期し、2019 JPAセミナーを開いた。

写真に親しむ者が共通的に持つ、悩みや疑問を和らげるテーマを挙げJPAがその筋のプロフェッショナルとの仲立ちをする、という企画で毎年このセミナーを続けており、

今回は、

◆プリントに関する内容、

 作品作りのためのプリントセミナー、思い通りのプリントに仕上げるには~」

  キヤノンマーケティングジャパン(株) イメージコミュニケーション企画本部

 プロサポート部 西日本プロサポート課 課長  勝木繁夫氏、に90分

◆カメラの保全、という観点で日常のカメラとの接し方について、

「キヤノンカメラ技術者による、 簡易カメラメンテナンスのご紹介」と題し、

  同部署チーフの徳元信宏氏、に30分を講演して戴いた。 極寒土曜日の10時からという、出かけにくい条件なのに、9時過ぎから会場に数名が来られ、今回テーマの感心度の高さが感じられ、また全参加数の中、一般写真愛好者が65%となり当初の目論見が叶えられた。講義内容も日頃のフォトライフの隘路をつく身近な事象が多く、終了後の質問者が多数あったことはこのセミナーが大変有意義であったことが判る。

2019年1月19日  10時~   大阪市中央公会堂 地下大会議室

記:藤本光浩 

JPA大阪展懇親会、新春新年会を兼ねて大いに盛り上がる。

2019年1月17日、JPA大阪展の佳境2日目、大阪のランドマーク超高層ビル、「あべのハルカス」にある中華料理の名店の一室で、JPA大阪展の懇親会が催された。入選入賞者、賛助会員や来賓の方々、東京から参じて戴いた三輪会長、棚井副会長、JPA関西会員のメンバー、が一堂に会し、和やかに年一の祭典を愉しんだ、司会進行は大阪展実行委員会事務局長と女性実行委員のコンビで不慣れの中にも会を愉しく盛り上げよう、を感じさせ参加者も暖かい目で終始し、入選者のスピーチではご自分の撮影時の思い入れと入選の喜びが懇親会の祝賀ムードで重なり感激の泪があふれるという場面もあった。三輪会長と棚井副会長が入選入賞者の一人々にJPA入会申込み書を手渡す場面で一段と盛り上がり、続いて来賓のAPA/JPS藤本俊一氏が、今年のJPA展は一段と良かった!、写真作家の誰もが差別なく集えるというこのJPAの高邁な思念をより充実化!、と唱えられ、全員がたった一回の拍手の「一本締め」を決め、最高潮の一瞬で閉会、印象的な懇親会となった。この愉しき余韻を集合写真に、と言う声があちこちから上がり、JPA大阪では初めての集合写真を記念に残した。

 記:藤本光浩

久野鎮会員が写真講座を開催

 久野 鎮会員による、写真講座「撮影意識が変われば、あなたの写真は個性的に変わる」が、12月15日(土)、横浜市の「戸塚区総合庁舎」で開催され、開始時間の30分以上前から、多くの人々が会場に詰めかけた。 

「新・心象写真」を制作する傍らで、フォト・コーチとして指導にも力を注ぐ久野氏。講座では、数々の撮影テクニックを披露しているが、それはプロを育てるための講座ではなく、「楽しく、面白く、自分が撮った写真を愛おしいと感じる」、この悦びを多くの写真を愛する人々に体験して欲しいという願いから開催しているのだという。

 久野氏は、長い時間をかけて、「ドキュメント・イメージ」 → 「心象写真」 →

「新・心象写真(個性的写真)」へと、より個性的な表現を追求してきた。

これからも“写真表現者”として進化を続けていくであろう久野 鎮氏から目が離せない。

記 : 棚井文雄

 

第15回JPA公募展 宮城県知事賞受賞作品を被災地に寄贈

2018年11月6日に宮城県山元町防災拠点・坂元地域交流センター「ふるさとおもだか館」において宮城県仙台市在住の鈴木久雄さんが、ご自身の受賞された第15回JPA 公募展 復興部門の宮城県知事賞・JPA会長賞の「復興への想い」を寄贈された。 

 JPA米山光昭顧問より「素晴らしい受賞作品を仕舞ったままにしておくのはもったいない。是非被災地に寄贈してはどうか」とのご提案をいただき、作品の撮影地である山元町に打診したところ快くお受けいただける事となり、今回の寄贈となった。受け入れていただいた坂元地域交流センターの齋藤センター長は「この施設ができて一年になります。近日中に飾らせていただきます」との嬉しい言葉をいただいた。

 この作品が撮影されたのは山元町坂元地区の旧中浜小学校近くに残された一本のケヤキ。津波は校舎の二階の天井まで襲ってきたそうである。校長の機転で屋根裏の倉庫に避難し、児童・職員一人の犠牲者も出さずに助かったそうだ。近隣住民の復興のシンボルともなったこのケヤキに、国内外から寄せられたメッセージが幸せの黄色いハンカチとともに掲げられ、まさに作品のタイトル「復興への想い」として被災地の満天の夜空にはためき、私しも心の復興を願ってやみません。

  記:梅津 聡 

左から坂元地域交流センター齋藤センター長・鈴木久雄さん

鈴木久雄さんの作品はこちらからご覧になれます。

ここをクリック

 

                       岡山サポーターのメンバー

「アサヒカメラ」11月号に、写真集 " New York 1962-64 " についての記事が掲載

 終身名誉会長・渡辺澄晴氏がニューヨークで撮影したフィルム (ネガ) は、半世紀に渡り放置されてきた。それらは、強烈な酸の臭いを発していた。" ビネガーシンドローム " だ。

 渡辺氏のネガを発見し、写真集にまとめあげるまでを綴ったドキュメント。

  

 

      アサヒカメラ11月号 P92-93

    「日本人が見た1960年代、

                       アメリカの日常」

        - 記録を残すということ-

       文・棚井文雄

 

 

 

 

 

 

渡辺澄晴終身名誉会長が、招待作家として作品を出展

 大向哲夫会員(神奈川読売写真クラブ会長)が中心となって開催している「第10回 グループTOM 写真展」に、招待作家としてJPA終身名誉会長・渡辺澄晴氏の作品が展示されている。大向氏の作例と、20名余りの出展者による多種多彩で見応えのある作品が並ぶ。

(写真は、会場での渡辺終身名誉会長)  

                                  記:棚井文雄

 

2018年10月18(木)~23日(火)

横浜そごう9F シビルプラザ    

堀井裕子会員が、『カムイ・ノミ』(神への祈り)を出展

 堀井裕子会員が、堀田顧問が主宰する瓢蟲社の「昔姫三人展」(於: かなっくホール / 神奈川県)に、『カムイ・ノミ』(神への祈り)と題した作品を出展した。

 ある事をきっかけに彼ら(アイヌ民族)と懇意になった堀井氏は、その後もこの地を訪れて営々と続いてきたそこに住む人々の生活やその周辺にカメラを向けた。注目すべき点は、堀井氏が彼らの中に日本人の姿 (日本人が本来持ち続けてきた魂というべきモノかも知れない) を投影していることだろう。

 地域によって異なるとされるアイヌ文化だが、「アイヌ」とは、(アイヌ語で)「人間」を意味すると言われる。その生活に入り込んでいった堀井氏。彼女はアイヌの人々を通して、そこに人間の「存在」を見出そうとしたのではないだろうか。言い換えれば、「われわれは何者で、何処からきたのか」ということを証明しようとしているかのようにも感じられる。

 今日の日本に於けるマジョリティ(多数者)は、和人(大和民族)と呼ばれ、この和人とアイヌ民族は同じ日本人なのだと堀井氏は言う。そして、作品タイトルにある「カムイ」とは、アイヌ民族にとっての「神」であり、その存在は日本の神道と極似しているそうだ。

 アイヌの世界では、自然界に存在する全てのモノに魂が宿っているという基本精神が存在するとされ、そのような思いと共に堀井作品を眺めていると、我々がこの世に、この自然界の中に生かされているということの事実を突きつけられる。同時に、そのことへの感謝の気持ちが溢れでてくる。

 私事ではあるが、ニューヨーク生活を経て東京に戻り久し振りに公共交通機関を利用した際、人々の立ち居振舞から私の想う日本人の美徳がこの10年で大きく変化しているように感じた。”10年ひと昔”、そう笑われてしまいそうだが、堀井氏が現地でとらえた数々の作品から、アイヌの人々の魂とそれにもとづく彼らの行為の中に、かつての日本人の美徳が見え隠れするような気がした。

 前述したように、「アイヌ」という表現は「人間」を意味すると言われるが、もともとは、"良き行ないをする人"に対して使われたという説もある。堀井氏は、アイヌの人々に出逢った時、瞬時に彼らがもつ美徳を見抜いたのかもしれない。彼女の作品を通して、日本人が失いつつある美徳(本来持ち続けてきた魂)についてもう一度考えてみたくなった。

記 : 棚井文雄