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会員写真展案内

米山光昭

「異国の風に誘われて」

泉 満明         「パリの夜景」

JPA           第29回ブルーベイヨコハマ展

ニュース

仏の国際公募展「ル・サロン」に森村髙明会員が入選

 歴史ある国際公募展「ル・サロン2019」の写真部門に森村髙明会員が入選しました。写真部門では世界各国から40名の方々が選ばれ、その中で日本人は森村会員だけです。

 350年前にルイ14世がルーブル宮殿(現ルーブル美術館)のサロンで美術展を始めたため現在でもそのまま「ル・サロン」が使われており、世界最古の公募展です。

「ル・サロン」で名声を勝ち得てきた著名な芸術家たちがたくさんいます。

そのような名誉ある国際公募展に入選された森村会員には心よりお祝いを申し上げます。

森村髙明会員入選作品 著作権ID:HJPI320600001121

「第29回JPA大阪展 / 第16回JPA公募展」 搬入・展示レポート

 大阪展実行委員長、藤本光浩理事のレポートにもあるように、2019年1月16日から開催された「第29回JPA大阪展/第16回JPA公募展」の来場者数は、5日間という日程では過去最高の1800人を超えた。これは、関西を中心とした会員の皆さまの努力の賜物だろう。

 今回の展覧会では、作品の搬入展示などの外部協力スタッフが変わったこともあり、私が東京からお手伝いに伺った。展覧会全体としては、これまでの流れを見直し新たに賛助会員による搬入と地元の展示業者というシステムを作る良い機会ともなり、事前にJPA展統括実行委員長の兼子久理事、大阪展実行委員長の藤本光浩理事が互いに綿密な意思疎通のもと、新たな資料を制作し合うなど多大な努力をいただいたことで、大阪での搬入・展示に於いては大きな混乱もなく、むしろ予定時間よりも早く終了することができた。

 しかしこれは、関西在住の会員の方々が早くから展覧会会場である「大阪市立美術館」に集合し、搬入業者と息のあった連係を図り、展示作業終了まで力を貸して下さったお陰に他ならない。これまでもそうであったように、今回の展覧会もこの会員の方々をなくしては成立し得なかったであろう。この場をお借りして、改めてお礼を申し上げたい。

 一方で、このまま会員の方々のお力をお借りし続けること、ご厚意に甘え続けることについては心配する声があることも確かだ。展覧会に出品されている皆さまの大切な作品を預かっての長時間に及ぶ慎重な作業であり、結構な力仕事も含まれているためだが、そのことについては藤本理事や芝本武侍理事などは十分に理解されている。現に、大阪では隔年で開催しているJPA有志会員による「関西会員展」に於いて、作品の搬入、展示、搬出作業の「完全な外注化」を成功させており、ここに学ぶことでその実現も難しい話ではないのだ。目指すところは皆同じであり、より素晴らしい展覧会の開催と協会運営だ。大阪展会場のハードな時間制限にも対応すべく、よりスムーズなJPA展開催に向けて情報交換を進めながら力を合わせていきたい。

 最後に、この展覧会開催にお力添えを下さった会員の方々のお名前を挙げさせていただきたい。敬意を表して。

 

施永宗三郎、土井直也、藪本近巳、髙橋久榮、早津忠保

佐治はるみ、中山信博、宮崎寿一郎、樫本宣和、藤吉修忠

西田衛、西村力、藤本光浩、横山浩一、竹内祐三(順不同、敬称略)

 

(撤去、搬出、会場受付などまだまだたくさんの方がいらっしゃるが、これは全国のJPA展でも同じ状況があると思われるため、今回はレポート内容(搬入・展示)に関わる方々のお名前のみであることをお許しいただきたい。)

 

記 : 棚井文雄

JPA大阪展レポート

第29回JPA大阪展、第16回JPA公募展が盛況で終了致しました。

2019年1月16日~20日、5日間では、過去最高の1806人に鑑賞戴き、特に土曜日の19日は556名を記録し関係者を驚かせました。関西では年間で最も冷える10日戎のこの時期にこれだけの動員があったと言うことに、1月の関西の行事の一つとしてのJPA認識が高まった証しだろうと感じております。今回はまず目録が例年より早く届き、ギャラリーなどにはハガキだけでは無くA4サイズによるPRインパクトが加算され、朝日新聞の紹介記事にプラスして、写真愛好家の読者が多い、日本写真企画社のフォトコン誌1月号での半ページ記事でJPA大阪展をPRして貰ったこと、また通例になった大阪市中央公会堂でのJPAセミナーなども「JPA」という語句の観念的相乗効果があったのではと想う、世は正月明けで諸活動の幕開け、JPA大阪展の大きなイベント風にのって「JPA」を巷により浸透させる連想的な思索で、写真界に「組み合い風」に存在する各種の団体とは違った「差別の無い写真考策」という「JPA」再認識へのプロモートに結び付けたい。 

  記:藤本光浩

JPA大阪展セミナーレポート

本年も、JPA大阪展の開催中に同期し、2019 JPAセミナーを開いた。

写真に親しむ者が共通的に持つ、悩みや疑問を和らげるテーマを挙げJPAがその筋のプロフェッショナルとの仲立ちをする、という企画で毎年このセミナーを続けており、

今回は、

◆プリントに関する内容、

 作品作りのためのプリントセミナー、思い通りのプリントに仕上げるには~」

  キヤノンマーケティングジャパン(株) イメージコミュニケーション企画本部

 プロサポート部 西日本プロサポート課 課長  勝木繁夫氏、に90分

◆カメラの保全、という観点で日常のカメラとの接し方について、

「キヤノンカメラ技術者による、 簡易カメラメンテナンスのご紹介」と題し、

  同部署チーフの徳元信宏氏、に30分を講演して戴いた。 極寒土曜日の10時からという、出かけにくい条件なのに、9時過ぎから会場に数名が来られ、今回テーマの感心度の高さが感じられ、また全参加数の中、一般写真愛好者が65%となり当初の目論見が叶えられた。講義内容も日頃のフォトライフの隘路をつく身近な事象が多く、終了後の質問者が多数あったことはこのセミナーが大変有意義であったことが判る。

2019年1月19日  10時~   大阪市中央公会堂 地下大会議室

記:藤本光浩 

JPA大阪展懇親会、新春新年会を兼ねて大いに盛り上がる。

2019年1月17日、JPA大阪展の佳境2日目、大阪のランドマーク超高層ビル、「あべのハルカス」にある中華料理の名店の一室で、JPA大阪展の懇親会が催された。入選入賞者、賛助会員や来賓の方々、東京から参じて戴いた三輪会長、棚井副会長、JPA関西会員のメンバー、が一堂に会し、和やかに年一の祭典を愉しんだ、司会進行は大阪展実行委員会事務局長と女性実行委員のコンビで不慣れの中にも会を愉しく盛り上げよう、を感じさせ参加者も暖かい目で終始し、入選者のスピーチではご自分の撮影時の思い入れと入選の喜びが懇親会の祝賀ムードで重なり感激の泪があふれるという場面もあった。三輪会長と棚井副会長が入選入賞者の一人々にJPA入会申込み書を手渡す場面で一段と盛り上がり、続いて来賓のAPA/JPS藤本俊一氏が、今年のJPA展は一段と良かった!、写真作家の誰もが差別なく集えるというこのJPAの高邁な思念をより充実化!、と唱えられ、全員がたった一回の拍手の「一本締め」を決め、最高潮の一瞬で閉会、印象的な懇親会となった。この愉しき余韻を集合写真に、と言う声があちこちから上がり、JPA大阪では初めての集合写真を記念に残した。

 記:藤本光浩

久野鎮会員が写真講座を開催

 久野 鎮会員による、写真講座「撮影意識が変われば、あなたの写真は個性的に変わる」が、12月15日(土)、横浜市の「戸塚区総合庁舎」で開催され、開始時間の30分以上前から、多くの人々が会場に詰めかけた。 

「新・心象写真」を制作する傍らで、フォト・コーチとして指導にも力を注ぐ久野氏。講座では、数々の撮影テクニックを披露しているが、それはプロを育てるための講座ではなく、「楽しく、面白く、自分が撮った写真を愛おしいと感じる」、この悦びを多くの写真を愛する人々に体験して欲しいという願いから開催しているのだという。

 久野氏は、長い時間をかけて、「ドキュメント・イメージ」 → 「心象写真」 →

「新・心象写真(個性的写真)」へと、より個性的な表現を追求してきた。

これからも“写真表現者”として進化を続けていくであろう久野 鎮氏から目が離せない。

記 : 棚井文雄

 

東京都美術館で、著作権セミナーを開催

 東京都美術館講堂に於いて、JPA著作権セミナー(日本写真著作権協会共催)を開催しました。

"「写真家の著作権」

「ストリートスナップの肖像権」を学ぶ "

             講師 : 棚井文雄 

 

写真家・写真愛好家にとって著作権がなぜ大切なのか、ストリート・スナップ撮影時、写真公開時に注意すべき点について、具体的な解説が行われました。

記 : 著作権委員会委員長 兼子 久  

第29回 JPA展・第16回公募展スタート               東京展の初日来場者数は1,273人、会期中は5,179名で賑わう

第29回日本写真作家協会会員展・第16回日本写真作家協会公募展(東京展)が、上野の東京都美術館で2018年11月18日から24日まで開催された。公募展の応募総数は2,589点あった。その中で入賞、入選作品267点と JPA会員作品230点が会場に展示された。初日は1,273人が来場し盛況ぶりをみせた。

 東京展の後は2019年1月16日から20日まで大阪市立美術館で大阪展、3月21日から26日まで米子市美術館で米子展、4月9日から14日まで岡山県天神山文化プラザで岡山展、4月19日から24日までせんだいメディアテークで仙台展として東京展と同じ内容で巡回展示される。

 公募展の表彰式は、東京展開催当日、同館講堂で開かれた。三輪会長は「入賞、入選の皆様おめでとうございます。私は初めて公の場に出たので、間違いがありましたらお許し下さい。和やかにやりたいと思います」と挨拶された。その後、表彰状が入賞、入選者全員に、会長、副会長から手渡された。津田審査委員長は『8年間審査をしましたが、今回はいい作品が多く、とても選びやすく作業が早く進行しました。中でも「心模様」が心に残り、「雪月花・春の宴」と競い合ったが、結果的にネコの「心模様」に決まった』と発表された。

 最後に文部科学大臣賞・JPA大賞を受賞した吉岡雅子さん(59才)は「大賞をいただき、今でもびっくりしています。子供の頃から写真は好きでしたが本格的に始めたのが2年前です。女性の影を撮りましたがこれだけでは面白くないので、女性の気持ちはどうだったか、心臓の辺りに自分の気持ちを合わせようと黒ネコを合成してみました」と喜びの挨拶がありました。会場からは大きな拍手が送られ閉会した。

 表彰式の後、懇親会が同館内2階のレストランで開かれた。公募展の入賞、入選者を中心に会員、賛助会員、協賛会社、来賓の方々170人ほどが参加して盛大に行われた。三輪会長は「本日は表彰式も無事に終わり皆様ありがとうございます。写真は心の目撮ってくれればと思っています。懇親会は楽しくやりましょう」と挨拶。続いて来賓の方々の祝辞をいただいた。そして渡辺、津田両名誉会長によって乾杯が行われ、参加者達はお酒を酌み交わし、暫しの間なごやかに写真談義に花を咲かせ親睦を深めた。

記:山田信次

 

第15回JPA公募展 宮城県知事賞受賞作品を被災地に寄贈

2018年11月6日に宮城県山元町防災拠点・坂元地域交流センター「ふるさとおもだか館」において宮城県仙台市在住の鈴木久雄さんが、ご自身の受賞された第15回JPA 公募展 復興部門の宮城県知事賞・JPA会長賞の「復興への想い」を寄贈された。 

 JPA米山光昭顧問より「素晴らしい受賞作品を仕舞ったままにしておくのはもったいない。是非被災地に寄贈してはどうか」とのご提案をいただき、作品の撮影地である山元町に打診したところ快くお受けいただける事となり、今回の寄贈となった。受け入れていただいた坂元地域交流センターの齋藤センター長は「この施設ができて一年になります。近日中に飾らせていただきます」との嬉しい言葉をいただいた。

 この作品が撮影されたのは山元町坂元地区の旧中浜小学校近くに残された一本のケヤキ。津波は校舎の二階の天井まで襲ってきたそうである。校長の機転で屋根裏の倉庫に避難し、児童・職員一人の犠牲者も出さずに助かったそうだ。近隣住民の復興のシンボルともなったこのケヤキに、国内外から寄せられたメッセージが幸せの黄色いハンカチとともに掲げられ、まさに作品のタイトル「復興への想い」として被災地の満天の夜空にはためき、私しも心の復興を願ってやみません。

  記:梅津 聡 

左から坂元地域交流センター齋藤センター長・鈴木久雄さん

鈴木久雄さんの作品はこちらからご覧になれます。

ここをクリック

 

JPA岡山サポーターPHOTO GROUP“ING&NEXT展                  2018年10月23日(火)~10月28日(日)                                  岡山市天神山文化プラザ

ING&NEXT写真展 レポート

10月23日(火)~10月28日(日)にJPA岡山サポータークラブ

であるING&NEXT写真展を岡山市天神山文化プラザで

行いました。この写真クラブは発足以来、レベルが高い

写真展だと毎年大人気の写真展となっていまして、今年も

大盛況となりました。特に今年は三輪新会長発足の年でも

あり、ダブル効果で大成功で終れたのは、会員一同嬉しく思っている

ところです。

記:萩原秀政

                       岡山サポーターのメンバー

「アサヒカメラ」11月号に、写真集 " New York 1962-64 " についての記事が掲載

 終身名誉会長・渡辺澄晴氏がニューヨークで撮影したフィルム (ネガ) は、半世紀に渡り放置されてきた。それらは、強烈な酸の臭いを発していた。" ビネガーシンドローム " だ。

 渡辺氏のネガを発見し、写真集にまとめあげるまでを綴ったドキュメント。

  

 

      アサヒカメラ11月号 P92-93

    「日本人が見た1960年代、

                       アメリカの日常」

        - 記録を残すということ-

       文・棚井文雄

 

 

 

 

 

 

渡辺澄晴終身名誉会長が、招待作家として作品を出展

 大向哲夫会員(神奈川読売写真クラブ会長)が中心となって開催している「第10回 グループTOM 写真展」に、招待作家としてJPA終身名誉会長・渡辺澄晴氏の作品が展示されている。大向氏の作例と、20名余りの出展者による多種多彩で見応えのある作品が並ぶ。

(写真は、会場での渡辺終身名誉会長)  

                                  記:棚井文雄

 

2018年10月18(木)~23日(火)

横浜そごう9F シビルプラザ    

堀井裕子会員が、『カムイ・ノミ』(神への祈り)を出展

 堀井裕子会員が、堀田顧問が主宰する瓢蟲社の「昔姫三人展」(於: かなっくホール / 神奈川県)に、『カムイ・ノミ』(神への祈り)と題した作品を出展した。

 ある事をきっかけに彼ら(アイヌ民族)と懇意になった堀井氏は、その後もこの地を訪れて営々と続いてきたそこに住む人々の生活やその周辺にカメラを向けた。注目すべき点は、堀井氏が彼らの中に日本人の姿 (日本人が本来持ち続けてきた魂というべきモノかも知れない) を投影していることだろう。

 地域によって異なるとされるアイヌ文化だが、「アイヌ」とは、(アイヌ語で)「人間」を意味すると言われる。その生活に入り込んでいった堀井氏。彼女はアイヌの人々を通して、そこに人間の「存在」を見出そうとしたのではないだろうか。言い換えれば、「われわれは何者で、何処からきたのか」ということを証明しようとしているかのようにも感じられる。

 今日の日本に於けるマジョリティ(多数者)は、和人(大和民族)と呼ばれ、この和人とアイヌ民族は同じ日本人なのだと堀井氏は言う。そして、作品タイトルにある「カムイ」とは、アイヌ民族にとっての「神」であり、その存在は日本の神道と極似しているそうだ。

 アイヌの世界では、自然界に存在する全てのモノに魂が宿っているという基本精神が存在するとされ、そのような思いと共に堀井作品を眺めていると、我々がこの世に、この自然界の中に生かされているということの事実を突きつけられる。同時に、そのことへの感謝の気持ちが溢れでてくる。

 私事ではあるが、ニューヨーク生活を経て東京に戻り久し振りに公共交通機関を利用した際、人々の立ち居振舞から私の想う日本人の美徳がこの10年で大きく変化しているように感じた。”10年ひと昔”、そう笑われてしまいそうだが、堀井氏が現地でとらえた数々の作品から、アイヌの人々の魂とそれにもとづく彼らの行為の中に、かつての日本人の美徳が見え隠れするような気がした。

 前述したように、「アイヌ」という表現は「人間」を意味すると言われるが、もともとは、"良き行ないをする人"に対して使われたという説もある。堀井氏は、アイヌの人々に出逢った時、瞬時に彼らがもつ美徳を見抜いたのかもしれない。彼女の作品を通して、日本人が失いつつある美徳(本来持ち続けてきた魂)についてもう一度考えてみたくなった。

記 : 棚井文雄